2016年8月31日水曜日

(3038)スーチーの軌跡 現実の先に② 大統領と会談、国政に道

 8月31日の朝日新聞より。「総選挙への政党登録はしない方がいいと思う」。スーチーは2010年3月23日、面会に来たNLD幹部のニャンウィンに告げた。NLDは6日後、同年に予定されていた総選挙に不参加を決めた。軍政は政党登録法で、刑に服す人物は政党党員になれないと定めた。同年5月まで政党登録しなかったNLDは非合法に。軍政は思惑通り圧勝してから、スーチーを解放した。テインセインは11年3月に大統領に就くと、今度はスーチーとの接触を模索した。「民政と称しても国際社会は認めない。スーチーの政治参加が必要になった」とみる。アウンチーとスーチーは7月に1年半ぶりに会談、協力を合意。同月19日、テインセイン大統領とスーチーが会談した。テインセインは、NLDが合法政党になる法改正を約束。国政参加への道が開いた。

2 件のコメント:

  1. 軍政側に、テインセインさんがいたのは、幸運でしたな。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    そうですね。いなかったらどうなっていたかしら? 彼の業績は、軍の力護持という憲法による後ろ盾があったからできたこと。歴史上の傑物なのか、そうでないのか?

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