2012年7月2日月曜日
(1511)読了109冊目:「アウンサンスーチー」
副題は「変化するビルマの現状と課題」、根本敬・田辺寿夫共著、2012年6月・角川書店発行、239頁、781円+税。内容は第1部と第2部に分かれており、第1部は「アウンサンスーチーとビルマの政治」(根本敬著)で、「ビルマの変化とアウンサンスーチー」、「アウンサンスーチーの歩みと思想」、「アウンサンスーチーとビルマの未来」がやさしく解説されている。第2部は「ビルマ人と日本人」(田辺寿夫著)で、「日本に生きるビルマ人」、「日本から見たビルマ、ビルマから見た日本」、「東日本大震災と在日ビルマ人」、「日本とビルマの未来」がウ・シュエバ流に描かれており分かりやすい。最近ミャンマー政府が民主化に大きく舵を切ったが、大勢が半信半疑で変化の行方を見つめている。この時期に本書が出版されたことは、タイミングがよく、一読をお勧めする。
2012年5月11日金曜日
(1459)書籍「ミャンマー政治の実像」の紹介
先日の毎日新聞に「ミャンマー政治の実像」(工藤年博 編・アジア経済研究所発行、4515円)についての白石隆氏の書評が掲載されていた。ミャンマー関連の書籍に対する書評は珍しい。私は95年ごろのビルマ語学習時代に工藤氏とは面識があり、まじめな経済研究者であった。軍政は88年以降その権力基盤を強化したが、コストも大きかった。これを是正し、軍政下では達成できなかった課題に取り組む。これが改革なのだ。この改革の大きなシナリオは軍政時代にすでに確立していた。この展望については、08年憲法の枠内にとどまる限り進む。即ち改革は進むという。しかしこの枠をはみ出そうとしたときに反動がありうるという(以上概要)。私はこの反動の発生時期は3年後の総選挙の時と考える。それまでに経済を立て直し、軍事大国を目指すのでは??
2012年3月3日土曜日
(1390)読了84冊目:「消え去った世界」
副題は「あるシャン藩王女の個人史」、ネル・アダムズ著、森博行訳、2002年8月・文芸社発行、265頁、1500円+税。著者は1931年生まれ、当時シャン州は33のシャン藩王国から成り立ち、それぞれの藩を統治していた。著者はロックソック藩の王様(ソーボア)の娘。1948年まで、シャン州はビルマとは政治的に独立した立場であった。数十年に亘り平和な日々が続いたが、1942年日本軍が侵攻したため、皆必死に逃げ回った。その後、父は日本政府からロックソックの藩主に再任命された。44年に連合軍がビルマに戻り、空爆を受けライカまで逃げると、そこには米国・カレン連合軍とともに知人のライカ藩の藩主がおり、安全が確保された。その後パンロンでアウンサン将軍と少数民族代表とのパンロン協定が結ばれたが、軍事政権により藩主制は壊滅。
2012年3月1日木曜日
(1388)読了83冊目:「ミャンマー」
副題は「慈しみの文化と伝統」、フジタ ヴァンテ編、奥平龍二監修、1997年1月・東京美術発行、167頁、2800円。ミャンマーの家族の慣習、家庭と信仰生活、ミャンマー人の生活リズムと仏教、女性と仏教修行、仏塔、仏像、仏画、仏足跡、社会生活、ミャンマーの生活文化、芸能、仏教の受容、土俗信仰、須弥山(しゅみせん)の世界など、仏教信仰に基づく「慈しみの文化と伝統」がそれぞれの専門家によって格調高く記されている。この書籍には、多数の写真(カラー写真も)が掲載されており、ミャンマー人の信仰について、わかりやすく解説している。このほか、彼らの日常生活に見られるロンジー、チンロン競技、漆器、ミャンマー語と文字などのコラム欄も充実しており、楽しい。この書籍を読み終えて、日本の仏教社会との格差が浮き彫りとなり、痛みすら感ずる。
2012年2月13日月曜日
(1371)読了78冊目:「ビジネスガイド ミャンマー」
副題は「秘められた可能性の国」。著者は、鈴木康二・荒木義宏・安藤智洋共著、1997年3月・日本貿易振興会(ジェトロ)発行、340頁、横組、2500円+税。横組みだけあって内容は真面目で硬い感じ。将来ミャンマーへ進出を夢見る企業人対象のビジネス書であり、NIES(新興工業経済地域)など懐かしい言葉も出てくる。前半は①ミャンマーの自然と社会、②政治、③経済、④産業、⑤投資、⑥対日経済関係の概要を多くの図表と共に解説している。後半は、投資の実務に触れ、外国投資許可の手続きや投資計画の立て方、投資関連税制・金融、ビジネス関連法制など、難解な言葉が並ぶ。ミャンマーの観光年が96年であり、執筆当時はいったん明るい光が差し込んだかに見えたが、それ以降は欧米による経済締め付けが厳しく、やっといま再び明るくなってきた。
2012年2月5日日曜日
(1363)読了76冊目:ビルマ「発展」のなかの人びと
田辺寿夫著(岩波新書444)、1996年5月・岩波書店発行、定価650円、209頁。著者のビルマ名はウシュエバ。ビルマ関係者でこの名前を知らない人はいない。NHKで国際放送ビルマ語番組を長年にわたり担当、ビルマ語の翻訳や通訳としても超一流。この本は、ビルマの地理や歴史から始まり、それぞれの地域の特色を紹介、スーチーさんや、88事件などの民主化闘争の実態、国軍が国の要として政治を担いだした様子、軍事政権に対する国際社会の関与の問題など、広範に解説している。また、随所に在日ビルマ人との交流風景が描かれており、著者のビルマ人を愛する心情がよく描かれている。最近、ビルマ新政府は政策を大きく変えているが、それ以前のビルマの様子を平易な言葉で紹介している。ビルマに関心を持つ人びとの必読の書の一つ。
2012年1月23日月曜日
(1350)読破73冊目:「ビルマの独裁者タンシュエ」
副題は「知られざる軍事政権の全貌」、著者はベネディクト・ロジャーズ、訳者は秋元由紀、 2011年12月・白水社発行、321頁、2800円+税。2011年3月までの18年間、ビルマ軍事政権の最高実力者であったタンシュエ上級大将の伝記、現存している人物に対してここまで書くかという驚きの記録だ。彼は郵便局員のあと士官養成学校に入学、昇進を続けた。タンシュエはカリスマ性や迫力に欠け、力もないと皆に思わせたが、彼は画策者であり、皆が騙されたのだ。彼は民主主義に関心がなく、ディぺイン襲撃事件を策略し、彼の娘の豪華な結婚式や、各地のダム建設、核開発に伴う北朝鮮との接近、キンニュン一派の粛清、サフラン革命の暴挙など、すべてに彼は関与し、スーチー女史を15年間自宅軟禁した男の伝記だ。参考文献だけで35頁もあり緻密な作品。
2012年1月7日土曜日
(1334)読了67冊目:「忘却の国」
副題は「ミャンマー再発見の旅」、著者はハリエット・オブライエン、訳者は田辺希久子、1992年6月・心交社発行、326頁、定価1339円、心交社世界紀行冒険選書。著者はイギリス人ジャーナリスト。外交官の父に伴われて赴いた1970代年から、15年ぶりにビルマ再発見の旅に出る。著者はミャンマーの現代史で取り上げられている諸事件を丁寧に解説している。例えば、各民族による争い、イギリスとの3回に亘る戦争、その結果印度の一部地方に成り下がった様子、独立運動の高揚、日本軍の進出、アウンサン将軍の活躍、カレン族とビルマ族の争い、ネーウイン軍事政権の登場、世界最貧国時代、廃貨措置、迷信、反政府運動の担い手である僧侶と学生、アウンサン・スーチー女史の登場など、興味ある問題をその裏側を含め易しく解説しており読みやすい。
2012年1月5日木曜日
(1332)読了66冊目:「中国人ムスリムの末裔たち」
副題は「雲南からミャンマーへ」。著者はやまもとくみこ、小学館・2004年6月発行、318頁、定価1400円+税。中国人ムスリム=イスラム教徒(回教徒)は回族と称し、荘族・満族に次ぐ第3位の中国政府公認の少数民族といわれる。総人口9百万人、雲南では100万人も暮らしていた。一方、ミャンマーでは同国に移住した回族をパンデーと称し、推定人口1万数千人。18世紀に彼らは雲南を発ってモウラミャインなど各地を、50頭とか200頭の雲南馬を連ねた隊商(馬幣:まばん)として交易を行った。著者はミャンマー各地にいるパンデーの子孫を探し当て、祖先が雲南からミャンマーへどのような道を辿ったか、いつ頃ミャンマーに定着したか、モスク(中国名:清真寺)建立時期などを調べた。3歳の子供を抱えての奮闘記で、ミャンマーでの生活もよく描かれている。
2011年12月23日金曜日
(1319)読了61冊目 「少数民族の生活と文化」
本書は「21世紀の民族と国家」の第11巻に相当し、学術的である。編者は片岡弘次、発行は1998年3月・未来社、276頁、2800円+税。第1章から7章まであるが、ミャンマー関係は第1章のみで、題目は「孤児はいかにして民族の象徴となったか(カレン人の孤児伝承)」(11頁~45頁)、この章の著者は吉松久美子。カレン人はミャンマー国内に286万人(93年)居住し、スゴーカレンが38%、ポーカレン(36%)、両者間の言語は異なり、意思疎通は困難。スゴーカレンでは「孤児はカレン民族の隠喩」といわれており、伝承には孤児と老婆の組み合わせが多く、孤児の修飾語としては「怠け者」「いたずらもの」などが多い。本書では多くの孤児伝説が語られているが、カレン人が英国の撤退とともに報復され劣位民族に再転落することとなり、1950年以降「カレン民族は孤児である」としきりに提唱されている。
2011年12月7日水曜日
(1303)読了57冊目 「ビルマ現代政治史」
正式には「ビルマ(ミャンマー)現代政治史・増補版」(第三世界研究シリーズ)という。著者は佐久間平喜(ひらよし)氏。1993年8月増補版、勁草書房発行、255頁、定価2472円。著者は(1273)の「ビルマに暮らして」でも紹介したように、十四年間もビルマの日本大使館に勤務しており、ビルマの政治に詳しい。前回の書評では「至福の書」と書いたが、今回のは一転して学術論文的な書き方である。第1章:ビルマ国軍の歩み、第2章:ビルマ式社会主義路線、第3章:ビルマの非同盟・中立政策とあり、それぞれがさらに数項目ずつに細分されている。日本とビルマの関係は、軍事政権時代といえども良好であり、親しみを感ずる国であるが、その根本的な政治的関わりを著者はよく解説している。多くの参考資料も記載されており、民主化時代を迎えるビルマの現代史を語る上で、最高級の参考書といえるだろう。
2011年11月7日月曜日
(1273)読みました、「ビルマに暮らして」
副題は「閉ざされた国の人々と生活」、著者は佐久間平喜氏(14年間在ビルマ日本大使館勤務)、1994年8月、勁草書房発行、187頁、2200円+税。外交官として勤務した歳月を振り返りつつ、政界トップの横顔、遭遇した事件の数々、愛すべき人々の知られざる生き様を浮き彫りにしている。特に、ネーウイン元将軍の経歴、人となり、私生活と家庭、政権長期化の理由、ネーウイン以外の政治指導者たち、日本商社員のスパイ事件、韓国大統領の爆殺未遂、紙幣流通停止措置、医療事情と迷医の活躍、ビルマ生活展望などが続く。この本には、私の知りたかった内容が随所にあり、まるで私のために書いた書籍といった感じ、私がビルメロになったのが1995年、このため、それ以前の状況はよく理解できていなかったが、94年発行のこの一冊を読んで問題点が次々と解明できた。私にとって至福の一冊。
2011年3月9日水曜日
(1030)読みました 「スーチーさんのいる国」
「スーチーさんのいる国」、副題は「ビルマと日本の接点」、(母と子でみる31)、早乙女勝元編、写真:吉田一法他、草の根出版会、1996年7月発行、143頁、2266円。副題に母と子で見るとあるように、内容は平易な文章で綴られ、随所にスーチーさんの写真がちりばめられている。特に、表紙と巻頭の数頁には迫力あるカラー写真が並んでおり、読みやすい工夫が随所に施されている。目次を見ると ●スーチーさんに会えるかも、●「死の鉄路」とビルマ人労務者、●ロンジー姿の人々の町、●アウンサン将軍とスーチーさんのメモ、●対話は過去、現在、未来へと、●スーチーさんお元気で と続く。「たとえ多少の危険を犯してでも、私たちは次の世代の人々のために、人間の生き方を伝えようではありませんか」、「ビルマに民主化が出来上がったらぜひ日本で会いましょう」と結んだ。その日が一日も早く来ることを祈る。
2011年3月6日日曜日
(1027)「希望の声」を読みました
希望の声(アランクレメンツとの対話):アウンサンスーチー(大石幹夫訳)、岩波書店、2008年9月発行、354頁、2300円。アウンサンスーチー女史と対話したアランクレメンツは、ビルマで仏教僧侶となった最初のアメリカ人で、ジャーナリスト・作家であった。一方、アウンサンスーチーは軍事政権下のビルマにあって長期間にわたり自らの意思を貫き通し、民主化運動の精神的支柱であり続けていた。アランクレメンツはスーチー女史の強さ、穏やかさはどこから来ているのか、それを探るべく、ロングインタビューを試み、その内容が日本語に翻訳された。アランクレメンツは、希望を持ち続けることが実は途方もなく大きい抵抗の行いであることに気付いた。私たちは絶えることのない希望の声の中にいる。いつの日にか私たちがスーチー女史とともに、解放されたビルマを祝う世界に住むことを祈る と結んでいる。
2011年2月22日火曜日
(1015)「アウンサン将軍と三十人の志士」
「アウンサン将軍と三十人の志士」、副題「ビルマ独立義勇軍と日本」、ボ・ミンガウン著、田辺寿夫訳編、1990年7月、中央公論社発行、中公新書、192頁、540円。著者は1920年に生まれ、学生時代から活動家として活躍し、1941年に英領植民地ビルマを脱出、「30人志士」の一員として日本軍から軍事訓練を受け、日本軍とともに祖国に進軍、日本支配時代はアウンサン将軍の副官となり、独立後は各大臣を歴任、83年に死去。主な目次は、●アウンサンビルマを脱出、●南機関誕生、●箱根の桜、●海南島での軍事訓練、●ビルマ独立義勇軍の結成、●祖国への凱旋、●対日反乱にむけて、●アウンサン暗殺、●アウンサン亡き後のビルマ、●43年後の対決(以上)。この30人の中にはネウイン大統領も含まれ全員が日本名を所有。こういう歴史を読むと今後とも日緬友好を続けたい。
2011年2月18日金曜日
(1011)読みました 「謎の仏教王国パガン」
(2011年2月18日)
本というものは不思議なもので、一冊読み終わるとまた次の本を読みたくなる。まるで小向嬢が愛用する「クスリ」みたいなものかな。こんど読み終えたのは「謎の仏教王国パガン」、副題は「碑文の秘めるビルマ千年史」、著者は大野徹氏(大阪外大名誉教授、1935年生まれ)、日本放送出版協会(2002年11月)発行、283頁、定価1070円+税、私は10年前に3回パガンを訪問し、その都度いろんな感動を覚えた思い出がある。この本の目次などは次の通り。●微笑みの国ビルマ、●パガン5千坊を歩く、●碑文が明かすビルマ族の謎、●仏教王国パガンの栄華、●パガン王国の実像、●王国滅亡 異民族の下で、●ビルマ族王朝の再興と終焉、●近代化に向けてビルマの心、と続く。パガンはビルマ族最初の王都であり、そのビルマ族はどこから来たのか、現在の少数民族問題を考える上でも貴重な資料である。
2010年12月17日金曜日
(948)ビルマ仏教徒民主化蜂起の背景と弾圧の記録
(2010年12月17日)
このたび標記の書籍を読んだ。副題は「軍事政権下の非暴力抵抗」。編訳者は守屋友江氏、(阪南大学教授)、解説者根本敬氏、2010年3月 明石書店発行、257頁 2625円。2007年秋に通称サフラン革命と呼ばれるビルマ僧侶による大規模行進が行われたが、その背景を学術的に解説し、その後の軍政による弾圧の記録を集めたもの。私は在日ビルマ人が僧侶を尊敬する姿を何回も目撃した。例えばミンガラ日本語教室にはビルマ人僧侶が勉強のためときどき現れるが、僧侶を見た生徒たちは床にひざまづいて礼拝する。このように国民に尊敬されている僧侶に対し暴力を振るい、僧衣を剥ぎ取り還俗させたり、投獄したりした軍事政権は世界から非難されている。特に日本人ジャーナリストの長井健司氏が軍兵士から至近距離で射殺され、その映像を目にした日本人は皆大きなショックを受けている。
2010年11月28日日曜日
(930)「抵抗と協力のはざま」 読みました
(2010年11月28日)
昨日に続き最近読んだ書籍を紹介する。「抵抗と協力のはざま」(近代ビルマ史の中のイギリスと日本)、根本敬著、2010年6月、岩波書店発行、276頁、2800円。著者は東京外国語大学教授を経て上智大学教授、専門はビルマ近現代史。著書多数でテレビや講演会などでも活躍中。植民地時代のビルマに生きた政治・行政のエリートたちは、宗主国であるイギリスや、占領者日本にどう向き合い、いかに独立を達成したのか。「抵抗と協力のはざま」から近代ビルマ史を論じなおしている。通常の歴史書であれば、日本やイギリスに対し、いかに抵抗して独立に成功したかを書くことが多いが、本書では同時に日本やイギリスに協力した人物をも大胆に描いている。この手法は読者に深い共鳴を与えている。なお、著者の父上は駐ビルマ大使館参事官を歴任したビルマ一家である。多少学術的だが信頼できる内容だ。
2010年11月23日火曜日
(925)「国境に宿る魂」を読みました
(2010年11月23日)
最近ビルマ関係の本を7冊読み耽っている。いま読んだのは「国境に宿る魂」(黒岩搖光著)、世織書房発行、254頁、2400円、2010年10月発行。著者は1981年生まれで若い。オランダのユトレヒト大学大学院での修士論文作成のためタイ・ビルマ国境に半年間滞在してカレン民族やカチン民族の民族意識を調査した成果をまとめたものである。その中で、タイ・ビルマ国境にあるカレン青年の学校で講師として赴任、カレンの青年と寝食を共にし彼らと議論を続けた。カレン民族の場合、ポーカレン、スコーカレン、デルタカレンなどお互いの言葉の通じないカレン人もいるので、彼らはその民族ごとに集まる習性があり、民族間に隠然とした葛藤のあることを紹介している。もちろんビルマ族に対しては心の底に怨念があるようだ。民族とはいったい何だろう。きょう韓国・北朝鮮では同一民族同士の砲撃戦があったが。
2010年1月26日火曜日
(625)囚われの孔雀 アウンサンスーチー
(2010年1月26日)
いま私は「囚われの孔雀 アウンサンスーチー」という単行本を読んでいる。著者は三上義一氏(1956年東京生まれ、作家、ジャーナリスト)、講談社文庫、1995年第1刷、講談社発行。ビルマ建国の英雄・アウンサン将軍の娘に生まれ、オックスフォードに学び、英国人と幸せな結婚をする。良妻賢母にして賢明な主婦、政治嫌いの彼女が、なぜ非暴力の民主化運動にのめり込んでいったのか? 1991年度ノーベル平和賞を受賞した「宿命」の女性の知られざる素顔とビルマ民主化運動を描いた406頁の文庫本。第1章:崩壊するビルマ民主主義、第2章:宿命の女性、第3章:ビルマと日本、第4章:闇将軍の素顔、第5章:怒りと叫びと銃声、第6章:すべて崩れる、第7章:ファイティング・ピーコック、第8章:飛べない孔雀、終章:幻の女性宰相 と続く。今年はビルマで選挙があるが20年前の選挙の状況も興味津津だ。
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