2011年2月18日金曜日

(1011)読みました 「謎の仏教王国パガン」

(2011年2月18日)

  本というものは不思議なもので、一冊読み終わるとまた次の本を読みたくなる。まるで小向嬢が愛用する「クスリ」みたいなものかな。こんど読み終えたのは「謎の仏教王国パガン」、副題は「碑文の秘めるビルマ千年史」、著者は大野徹氏(大阪外大名誉教授、1935年生まれ)、日本放送出版協会(2002年11月)発行、283頁、定価1070円+税、私は10年前に3回パガンを訪問し、その都度いろんな感動を覚えた思い出がある。この本の目次などは次の通り。●微笑みの国ビルマ、●パガン5千坊を歩く、●碑文が明かすビルマ族の謎、●仏教王国パガンの栄華、●パガン王国の実像、●王国滅亡 異民族の下で、●ビルマ族王朝の再興と終焉、●近代化に向けてビルマの心、と続く。パガンはビルマ族最初の王都であり、そのビルマ族はどこから来たのか、現在の少数民族問題を考える上でも貴重な資料である。

4 件のコメント:

  1. 史実に矛盾しない碑文であれば、その内容は興味深々ですな。
    k.A.

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  2. k.a.さん
    著者の大野先生は「ビルマ語」学の第一人者であり、高価なビルマ語辞典を出した大先生。碑文にある古代のビルマ文字を解析し、歴史を塗り替えるなど多くの業績があります。パガンの千年で、多くの民族が占領し、多くの民族が消滅するなど、まさに歴史のドラマです。学術誌といった方がよいでしょう。(N)

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  3. そんなクスリなら、中毒者続出でもいいんでしょうにね~^^;

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  4. stさん
    「読書中毒」で検索してみたら一千万件以上ある由、患者が多いみたい、私なんか全然中毒してない部類だろう。まだ中毒にならないのでああよかった。(N)

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