(2008年7月31日)
BRSA(在日ビルマ難民たすけあいの会)の運営に首を突っ込んでいると、個人情報の保護という問題にしばしばぶつかる。個人情報保護法が制定されたのが2005年4月、急に日本中が「個人情報保護」の掛け声の下、名簿の発行が止まり、葉書の文面を隠すシールが流行し、入院患者の名札が隠されるようになった。不便になった一面、個人の権利利益が保護されるようになった。似たルールににプライバシーの保護があるが、これは個人情報保護法と関係のない個人の権利利益に関するもので、従来どおり民法上の不法行為、刑法上の名誉毀損に該当する。一方、個人情報保護法のほうは、個人情報を5千件以上集めている事業者が対象であるが、それ以下の団体でも、「個人の人格尊重」という基本理念を尊重し、自主的に取り組むことが望ましいとしている。ここは日本、在日ビルマ人もルールを理解してね。