2014年4月30日水曜日

(2178)三菱商事、ミャンマーの水道水民営化にらみ布石

  4月29日の日経電子版より。三菱商事がミャンマーで自治体の水道事業の改善支援に乗り出した。フィリピンで蓄積したノウハウを生かす。ミャンマーでは将来、上水道を中心に水道事業が民営化されるとの見方が広まっており、三菱商事がこれに本格参入する布石を打った格好だ。3月にヤンゴン市開発委員会と三菱商事による「無収水率の改善に向けた実証プロジェクトの実施」に調印。今秋以降、ヤンゴン市の約3千世帯で調査を実施し、無収水率の改善方法をヤンゴン市当局に提言する。今回の事業費約1億円は三菱商事が負担。この実証事業を通じてヤンゴン市当局の信頼を得て、民間に開放された場合優位に立つ狙いがある。ミャンマーの上水道普及率は35%前後で、タイの80%に比べ低い。将来数千億~数兆円規模のインフラ需要の可能性がある。

2014年4月29日火曜日

(2177)顔の手術で笑顔贈る 唇・口に障害ある子に

  4月28日の朝日新聞夕刊より。副見出しは「ミャンマーに医師ら派遣 寄付募集」。生まれながら唇や口に障害のある海外の子供たちに、無償で治療するNPO法人「オペレーション・スマイル・ジャパン」が5月4日、医療チームをミャンマーに派遣し、約120人の手術をする。派遣はベトナム、インドに続き3か国目で最大規模。口蓋裂や口唇裂はアジア人の場合、4・5百人に1人の割合で生まれる。日本では大半が生後すぐ無料で手術を受けられる。今回は日本から形成外科医5人、他4人を派遣し、ヤンゴン総合病院で120人を無料で手術する。1人の手術にかかる費用は約2万5千円で、寄付を募っている。団長の保坂昭和大名誉教授は「手術によって人生が本当に変わる子供たちが大勢いることを知ってほしい」と言う。問い合わせは (03-5363-2247)。

2014年4月28日月曜日

(2176)ワッハッハ 「226冊集」は今日発送

  先に製本が終わった「ミャンマー関連書籍226冊紹介・あらすじ集」(略称「226冊集」)は、今日郵便局経由で発送、明日は休日(天長節・・・古いか?)なので、30日には16人のご家庭に届く予定です。あくまでも私的なというか、私の個人的趣味の領域での16冊です。ここでいう個人的趣味とは、2つあり、一つはミャンマー(ビルマ)関連の知識吸収であり、226冊を読み終えて、その都度楽しく感動することができました。もう一つの趣味は、「製本」という趣味で、構想段階から始まって、用紙やインクの準備、パソコンでの配色の選択など、すべて楽しみながら遊んできました。最終段階での1~127頁までの頁打ちなど、ワクワク、ゾクゾク、身震いするような時間でした。拙著を皆様にご一読いただくだけで嬉しいです。今後は、「自分史」の続編に挑戦する予定でいます。

2014年4月27日日曜日

(2175)ミャンマー新聞メールマガジン(~4月25日)

  ◆中国国際航空、昆明~ネピドー線を4月29日に就航、◆証券取引法、施行細則作成完成、ミャンマー証券取引センター、◆世界商会合同会社、ミャンマー語実用例文教材の提供開始、◆ハンターワディ国際空港再入札に、大成建設らが二回目の応札、◆アテイン(本社神田須田町)、日本語教師養成講座をeラーニングで提供、ミャンマー語対応教材、◆中国製農業用機械、ミャンマーで圧倒的なシェア、◆仏製旅客機新たに6台購入へ、ミャンマー航空、◆ホテル累計数981件に、ミャンマーホテル観光省、◆ナンチョ水力発電所開設、ネピドー地区ピンマナ市、◆英国政府、平和構築のためミャンマーに800万ポンド支援へ、◆ティラワ港湾拡張計画、事業権入札へ、ミャンマー港湾公社、◆米国農務省ミャンマーのコメ輸出量を予測、14年は前年比12%増。

2014年4月26日土曜日

(2174)JICAティラワ経済特区開発への海外投融資供与

  4月26日のミャンマー新聞より。JICAはMMST(三菱商事・丸紅・住友商事がティラワ工業団地の造成、販売、運営を行う現地事業会社の投資会社)が行うために必要な資金を、海外投融資を通じて支援する。ミャンマーにとって初の大規模経済特区開発となる同事業は、関連法制度やインフラ整備等を含め、ハード、ソフト両面でミャンマー政府と協力して進めることが不可欠。JICAは海外投融資で資金協力すると同時に、ミャンマー政府との調整を円滑に進める役割もある。また各企業の積極的な投資を誘引することも期待される。さらに、我が国の企業の活動拠点の整備を推進する。この経済特区では、今後質の高い電力供給や、水道システムを兼ね備えた高水準の工業団地を目指し、2015年の開業を目指している。また雇用の創出や社会経済開発なども期待。

2014年4月25日金曜日

(2173)ミャンマーの試練 歴史家タンミンウーさん

  4月25日の朝日新聞「オピニオン欄(インタビュー)」より。副見出しに「世界とどう調和、孤立してきた歴史、鎖国望む心理今も」、「民主化進めるため新たな世論や政党生まれてほしい」。タンミンウー氏は66年米国生まれ、国連勤務などを経て10年に帰国、歴史家、大統領諮問評議会員。元国連事務総長ウータン氏の孫。「08年憲法は軍政の退場に道を付けた、軍政は集団指導体制との見方もあったが結局はタンシュエ1人の支配だった(彼は現在政策決定にかかわっていない)、そしてテインセイン大統領の決断」、「少数民族との停戦は、国の将来がかかる政治対話の入り口で、今後天然資源の利益の配分など長い道のりがある」、「選挙前の憲法改正は無理だろう、ミャンマーなりの優先順位もある」。この他、数多くの示唆に富む発言が掲載されていて注目。

2014年4月24日木曜日

(2172)「ミャンマー関連書籍226冊紹介・あらすじ集」完成

  2008年から始めていた標記小冊子がやっと出来上がった。これ等226冊の書籍は、いずれも日本語で書かれたミャンマー関連のもので、多くは図書館経由で入手した。内容はA章:ミャンマーの紹介・写真集など(26冊)、B章:ミャンマーの文芸作品など(29冊)、C章:日本人による文芸作品など(28冊)、D章:ミャンマーの歴史やスーチー氏(26冊)、E章:ミャンマーの経済や紀行文(24冊)、F章:少数民族・難民など(31冊)、G章:戦記(45冊)、ビルマ語教材など(17冊)、以上合計226冊の紹介本である。ミャンマー関係の書籍をこれだけ読んでまとめた日本人は専門家を除き数少ないと思う。これ等もろもろの本を、それぞれ3百余の字数で紹介・あらすじを纏めたものである。ただ製本したのはわずか20冊なので、家族、親戚、親しい友人に贈呈したいと思っている。

2014年4月23日水曜日

(2171)19歳の学生、国際コンテストでミャンマー人初優勝

  4月23日のミャンマーニュースより。タイのPAC CHONGで、「第1回ミスター・グローバル2014」が開催され、ミャンマーの青年が優勝した。世界16カ国から集まった候補者からトップの座を勝ち取ったのは、ミャンマーのMYAT THUYA WINさん(19)、このような国際コンテストでミャンマーのモデルが優勝したのは初めて。彼は心理学を学ぶ学生、ミャンマー映画協会のモデルコースにも所属していた。「It really exits」で映画デビューも果たした。友人たちの勧めもあり、今回の国際コンテストにチャレンジ。コンテストには、タイ、マレーシア、ベトナム、シンガポール、スリランカ、インドネシア、フィリピン、など東南アジアを中心に、アメリカ、カナダ、フランス、キリギスタン、コスタリカなど、世界各国からモデルが参加した。彼は、スコットランド、ミャンマー、インドの血を引く。

2014年4月22日火曜日

(2170)朝日が報じるミャンマー問題2件

  今朝の朝日から2件。①「スーチー氏の盟友死去」。NLDの創設者の一人で、党首スーチー氏(68)の盟友でもあるジャーナリストのウィンティン氏(84)が21日、ヤンゴンの病院で死亡。スーチー氏をたしなめることができる数少ない人物。1970年代まで新聞編集長として活躍、88年の民主化運動に加わり、スーチー氏らとNLDを立ち上げた。軍事政権下では、89年から19年間投獄された。2011年の民政移管後は、党の長老としてスーチー氏を支えつつ、批判もいとわなかった。②「ミャンマーの郵便を支援」。ミャンマーの郵便制度の近代化に向け、日本が幅広く協力する。両国政府が21日、協力の覚書を交わし、6月ごろから協力事業を本格的に始める。総務省と日本郵便は、ノウハウの提供や職員の訓練で配達日数の短縮化や郵便番号の普及など進める。

2014年4月21日月曜日

(2169)すぐれたIT人材に期待が集まる、ミャンマー

  朝日新聞GLOBE・4月20日号、三菱商事広告欄より。最大都市ヤンゴンには多くのすし店が並び、スーパーの回転ずしコーナーも盛況だ。1990年代、日本で回転ずしチェーンの出店ラッシュのとき、人手不足を支えたのがミャンマー人だ。2011年、経済開放政策が進められると、レボノ、サムソンなどの中国、韓国企業が先行したが、日本企業も続いている。多くの企業を魅了したのが人件費の安さだ。しかし、いま別の側面で熱い注目を浴びている。実はミャンマーはアジアでも有数のIT新興国である。IT系の専門大学が20校以上ある。かつて英国の植民地だったので英語教育は進んでおり、日本語の習得も早い。オフショア開発の拠点としても注目されている。三菱商事はミャンマー有数のガス田であるイェタグン・ガス田の天然ガスの生産・販売に参画している。

2014年4月20日日曜日

(2168)アセアン7カ国における対日世論調査の結果

  4月18日の外務省発表。アセアン7カ国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、ミャンマー)における対日世論調査の結果を発表した。日本との関係については、9割以上が「友好関係にある」や「どちらかというと友好関係にある」と回答した。また、「信頼できる」や「どちらかというと信頼できる」が9割を占めた。さらに「最も信頼できる国」として日本を選択した割合は33%で、米国や中国などの11カ国の中で一番多かった。日本に関するイメージ調査では、「科学技術が発達した国」(81%)、経済力の高い国」(62%)のイメージが高かった。ャンマーにおいては、「最も信頼できる国」については、29%が日本と回答 しており、11カ国の中で一番多かった。日本について、もっと知りたい分野は「生活様式・考え方」であり52%と一番多かった。

2014年4月19日土曜日

(2167)ミャンマー新聞(~4月18日)

  ◆スポーツカー輸入禁止、ミャンマー鉄道運輸省、◆ヤンゴンのゴミ収集事業、民営化、◆海外企業参入に反対要求、ミャンマー金事業協会、◆JICA、ミャンマーの地域観光開発始動へ、◆証券取引委員会、5月に設置、来年10月に証券取引所開設へ、◆BBCニュース、ミャンマーで放送開始、◆ローン制度ミャンマー国民の利用者僅か、◆天然ガス輸出額、ミャンマー総輸出額の7割を占める、◆ミャンマー登記企業、半数の15000社が税金滞納、国税庁が指導へ、◆JICA、チン州ハカ市の飲料水供給プロジェクトを支援、◆ティラワ経済特区、5月から工業用地の販売を開始、◆パテイン市に港・工業団地を建設へ、30年に竣工の予定、◆外国商品の広告費、3年で3倍に、米情報調査大手ニールセン、◆イオン、ユニセフと共同で農村における教育を支援。

2014年4月18日金曜日

(2166)日本取引所と大和証券、ミャンマー証取に出資

  4月18日の日経新聞電子版より。日本取引所グループと大和証券グループ本社は、ミャンマーで立ち上げ準備が進められている証券取引所に出資する。同国政府と共同で、6月にも取引所の運営会社を設立。売買システムの導入や証券会社の育成などを含めて、資本市場のインフラ整備を全面的に支援する。アジアでは韓国取引所がラオスやカンボジアの証取の設立・出資に積極的だ。日本の取り組みは遅れ気味で、今回の官民一体プロジェクトを契機に、地政学上の重要地域と位置付けるミャンマー経済への関与を強める狙いがある。日本側は2012年にミャンマー中央銀行と証取設立の覚書を交わし、15年の市場開設を目指してきた。取引所の名称は「ヤンゴン証券取引所」で運営会社にはミャンマー側が51%、日本側の出資は合計数十億円の見通しだ。

2014年4月17日木曜日

(2165)ハマの本塁打、ミャンマーの光に

  4月16日の朝日新聞(夕刊)より。副見出しは「球団の社会貢献2年目」。プロ野球DeNAの社会貢献活動2年目を迎えた。今年は公式戦の本塁打数に応じ、ミャンマーの無電化地域に、太陽光で充電、点灯するソーラーランタンを届けるという。球団が公式戦全試合を対象にしたチャリティー活動を行うのは珍しい。DeNA担当者は「現地の状況が思っている以上にシリアスだった。スポーツを通じて夢を与えるのも大切だが、生きるということに直結した活動もやらねばと思った」と説明した。今回は、子供支援専門の国際組織「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」と協力する。昨季41本塁打を記録したブランコは「記録を更新したい」と意気込む。中畑監督も「選手にもやりがいが出る」という。今季横浜スタジアムの一塁側ベンチ内には「命を救うホームランボード」を掲示する。

2014年4月16日水曜日

(2164)久しぶりに津田沼総合中央病院へ

  久しぶりに津田沼総合中央病院へ行ってきた。今回は皮膚科だ。恥ずかしながら、尻のホッペ全体が痛い感じだ。半年前からこの症状があり、私は「床ずれ」だとばかり思い込んでいた。だから「痛み止め」、「かゆみ止め」とうたっていた塗り薬を尻全体に塗ってから寝ることにしていた。何となく効果があるようなので、そのまま続けていた。ところが数日前から、尻のホッペの一部に小さなしこりがあることに気づいた。大きさはアズキ大、ところが昨夜から痛みが激しくなってきて、触るとソラマメ大、こうなると不安が高まる。朝9時に病院に着き、20分ほど待つと私の番、なんと女医(アラフォー)だった。多少の躊躇はあったが、ズボンを下ろして診察開始、ハキハキしていてよく笑う女医だ。結局はばい菌がしこりの表面で増殖中の由。抗生剤を飲んで様子を見ることになった。

2014年4月15日火曜日

(2163)ミャンマーで外国語ブーム 中、日、韓が人気集める

  4月15日の XINHUA.JP(香港メディア)より。対外開放政策が進むミャンマーでは、現在、中国語、日本語、韓国語の学習ブームが起きていると報じた。シンガポールの教育企業関係者によると、テイン・セイン大統領が就任後、英語や東アジア言語の学習者数が急上昇したという。ヤンゴンには、少なくとも語学センターが255カ所あり、中国語と日本語のカリキュラムが最も多い。かつて英国の植民地だったミャンマーは、英語が普及していること、多言語への受容性が高いことから、将来的な国際競争力が、隣国タイをしのぐとみられる。2030年には経済規模が約20兆円に達するという予測もある。「中国語の次にフランス語を学んで旅行会社を開きたい」、「娘の将来のために中国語を学ばせたい」、「韓流ドラマを字幕なしで見たい」などその目的も多様化している。

2014年4月14日月曜日

(2162)いよいよ「226冊」に挑戦だ

  3月中に下書きがほぼ終わっていた「ミャンマー関連書籍226冊 紹介・あらすじ集」は暫らくそのままだった。理由は「きらく会会報30号」の発行を優先していたことと、その後、「エンディングノート」の作成に気を取られていたためだ。「エンディングノート」とは、私が万一の時、近親者に迷惑がかからないように、予め記録しておくノートのこと、大切なことと承知はしているが、いざ書きだすと、筆がさっぱり進まない。ついついいろんなことを考えてしまうからだ。結局1週間かかって不満足ではあるが完成。あとは随時埋めていこう。さてそうなるといよいよ「226冊」の出番だ。127頁の大作であるが、これも家族・親戚・親友への形見の作品の一つとなる筈だ。2008年から始めた私の一面を知ってほしい。刷は、パソコンのプリンターを使うので、せいぜい 20部程度だろう。

2014年4月13日日曜日

(2161)在日ミャンマー人 帰国ためらう次なる事情

  4月13日の朝日(ザ・コラム)欄より。今日からミャンマーの新年を祝うダジャンが始まる。このコラムでは、帰国して成功したソーティンナインさん、ヤンゴンに小さな和食店を開いたチョートゥヤさん、そして17年ぶりに帰国したテインリンさん、3人の現地生活ぶりを紹介。テインリンさんの場合、入管施設に2年近く収容されても「日本が大好き」と言い続けていたが、結局帰国。理由は、高齢の母(78)と、旧知の高僧(93)の世話をするためで、店を出す考えだった。しかし帰国してみると、買ったアパートの家賃が10倍になっていたが、売れば住む所がない。彼は中古の小型トラックを買い、巻きずしやおにぎりを売る移動販売車に改造し、走り始めた(以上)。母国の地価高騰も帰国をためわらせており、在日ミャンマー人1万人のうち民政移管後の帰国者は2ケタという。

2014年4月12日土曜日

(2160)学食で難民支援 異国の味で「問題に関心を」

  4月8日の東京新聞夕刊より。日本に逃れてきた難民たちの祖国の料理を、大学の食堂で提供する取り組みが広がっている。「身近な食を通じて難民の存在を知ってほしい」との思いが、若い世代を動かしている。早稲田大学では、アゼルバイジャン料理と共に、ミャンマーの少数民族の伝統料理「カチン風サトイモのさっぱり煮込み」(1食167円)を2週間提供、合計で516食が売れ、「どんな味か不安だったが、食べてみたらおいしかった」など好意的な感想が多かった。もともとは関西学院大学に通うミャンマー難民二世のチュアン・シャン・カイさん(20)が始めた取り組みだ。関西学院大の学食でもミャンマーなどの料理が出された。昨年、立命館大、明治学院大、国際基督教大、東京外大の4校も、難民から教わったメニューを学食で提供。明治大・筑波大も検討中。

2014年4月11日金曜日

(2159)ミャンマー新聞メールマガジン(~4月10日)

  ◆13年ミャンマー外国人観光客204万人ホテル観光省、◆ミャンマーインフレ率6.6%、アジア開発銀行予測、◆アジア開発銀行中尾総裁、テインセイン大統領と会談、◆日本郵船(絵本を送る運動)10年で17万冊、ミャンマー難民キャンプなど、香港への家政婦派遣、ミャンマー政府が許可指止め、◆衣料品大手H&Mミャンマーに生産拠点移転へ、13年度ミャンマー貿易総額248億㌦超、貿易赤字26億㌦、◆13年度対ミャンマー外国直接投資額約40億㌦、前年度比約5倍、◆KDDI,ミャンマー郵電公社と提携、
ミャッ・ヘイン通信情報技術相が表明、◆世界銀行、ミャンマー財政管理能力向上のため3千万ドル融資、◆英国環境アセスメント、ミャンマー丸木密輸報告合法輸出は28%。

2014年4月10日木曜日

(2158)ミャンマー政府と少数民族側の平和交渉、5月にも開催

  TBS(JNN)4月9日のニュース。ミャンマー政府は8日、各地の少数民族の武装組織の代表らとの和平交渉を行い、全国的な停戦合意を速やかに行う方向で一致した。ミャンマー政府の代表団は8日、ヤンゴンで21の少数民族の武装組織の代表者らと4日間にわたる和平交渉を終えた。交渉では、5月の第1週に再びヤンゴンで会合を開くことに合意したほか、和平の重要性についても一致し、できるだけ早く全国的な停戦合意を行うべきとの考えで一致した。会合の後、政府側の代表団は、「来月の会合で、全土の停戦合意に至るだろう」と述べる一方で、「停戦合意は10日から20日間の長丁場になる」として、少数民族側との協議は難航する可能性も示唆した。少数民族側は自治権の保証を、政府側は武装解除を求めており、次回会議でも 最終的な合意は難しい。

2014年4月9日水曜日

(2157)蘭貢界隈膝栗毛③

  4月7日、アジア経済研究所の長田紀之氏の執筆。かつてのヤンゴンはインド人の町だった。いまでも町の中心部には大きなモスクやヒンドゥー寺院が建ち、南アジア系の顔立ちの人々が少なくない。ミャンマーは3度の英国との戦争に敗れ、インドの1州としてビルマ州となった。英国はエーヤーワディーデルタを開拓し、ヤンゴンは新植民地の首都として19世紀半ばに再建された。インド人のほか、多くのビルマ人も集まりだし、1872年には人口約10万人だったが、1941年には約50万人に増大、20世紀の初頭までヤンゴンの人口の半数強はインド亜大陸出身者だった。その後ビルマ・ナショナリズムが沸き起こり、インド住民とビルマ人住民は敵対状況となった。戦後ビルマは独立し、南アジア系住民は故国に帰って行った。そして今また世界に開かれた国に変わった。

2014年4月8日火曜日

(2156)ミャンマー新聞メールマガジン(~4月7日)

◆仏・アコーホテルズ インレー湖にホテル新設、◆大和証券、富士通、KDDI ミャンマー中銀にクラウドシステム導入、◆シンガポール・パンパシフィックホテルズ パークロイヤルネピドーホテル開業、◆伊藤忠、ミャンマーで青果物事業、ドール・インターナショナルと協同、◆仏・セメント大手ラファージュ、ミャンマー市場に参入、◆ミャンマー中小企業開発銀行、14年度融資予定額約40億円、◆携帯電話機の密輸摘発へ、◆三菱電機アジア、ヤンゴン支店設立、◆マンヤダナポン航空、仏製旅客機を購入、国内線拡大へ、◆仏広告代理店大手パブリシス、ミャンマー広告企業と提携、◆JICA・中国輸出入銀行タニンダーリ管区の道路・橋梁整備に融資、◆13年度税収額、3300億円超、ミャンマー国税庁、◆ヤンゴン大学で電子図書館オープン 香港・iGROUP社支援。

2014年4月7日月曜日

(2155)「きらく会会報」30号完成 ワッハッハ!

  「きらく会」とは私の巣立った会社、即ち「ライオン油脂(現ライオン)」の研究部にいたほぼ同期のメンバー十数人で結成したグループだ。私の入社は昭和24年(21歳)で、39年間一緒に苦労した仲間だ。「きらく会」は仲間一人が退職する際に結成され、今日まで26年の歴史がある。途中で会報発行を提案、年2回発行となり、その後年1回の発行に変わった。創刊号(17頁)は平成6年発行なのでちょうど20年目、そして今回作成したのは30号(62頁)、記念すべき号だ。原稿募集、パソコン入力、校正、表紙作成、製本、発送のすべてを私一人でワクワクしながら頑張った。85歳の老人の仕事としては、「製本」ぐらい楽しいものはないだろう。この会報が終われば、いよいよ「ミャンマー関連書籍226冊 紹介・あらすじ集」の最終段階に入る。5月には何とかなるだろう。

2014年4月6日日曜日

(2154)ミャンマー過激派仏教徒がイスラム教を攻撃

  4月5日のイランラジオ(日本語放送)より。ミャンマーでイスラム教徒ロヒンギャ族が新たに、100人からなる過激派グループの攻撃を受けた。プレスTVによれば、この攻撃はミャンマー・ヤンゴンの近郊で発生し、襲撃者は、石や棒などでイスラム教徒の住宅や商店を破壊しようとしたところ、警官が介入、警官隊と仏教徒の衝突となり、これによって警官数人が負傷した。先月にもミャンマー仏教徒は、ラカイン州のイスラム教徒を攻撃した。ミャンマーが1948年に独立して以来、同国のイスラム教徒は常に、弾圧され、暴力にさらされている(以上)。ロヒンギャ問題は、ミャンマー民主化にとって大きな障害となっている。世界のイスラム国は、もっと声を上げ、イスラム同胞の苦難に対して解決策を与えたらと思うのだが。日本政府の見解も 聞こえてこない。これでいいのか。

2014年4月5日土曜日

(2153)昼飯時が寂しくなった

  4月から昼の番組「笑っていいとも」が見られなくなった。私がテレビを見るのは、主にニュースとスポーツで、どちらかというと、あまり見ない方だ。例外として、「笑点」とタモリの「笑っていいとも」の二つだけは、ほぼ確実に見てきた。その一つが無くなったのだ。実に寂しい気分で、お昼ご飯を食べている。そこで思い出したのが、タモリがリトルヤンゴンといわれる高田馬場をうろついた番組があるという風聞。いろいろ探した結果、昨年春、朝日放送の深夜番組「タモリ倶楽部」にたどり着いた。題名は「探訪・高田馬場ミャンマータウン」。まず「ミンガラバー」、ユーユーウェーさんの姿も。次が美容院「ココアトラクション」、モーモーカインさんの「雑貨店」、カチン料理店の「オリエンタルキッチン・マリカ」と移動する。いろいろサプライズあり笑いあり面白い。通訳は黒宮ニーナさん。

2014年4月4日金曜日

(2152)後藤修身さんの名前が朝日に。

  今朝(4月4日)の朝日「ひと」欄より。見出しは「ミャンマー語で環境の本を出した動物写真家 大西信吾さん(54)」。彼はミャンマーを舞台に動物と人間の営みを写した写真集「イラワジ川・・・生命の母」を今年初めに出版した。自国の自然の状況をミャンマーの人々に知ってほしい」と680枚の写真に初めてミャンマー語の文章を添えた。琉球大で林業を学び、90年から5年間、ヤンゴンの林業訓練センターで調整員として働き、以後珍しい動物が見たいと写真家としてミャンマーを再び訪ね始めた。この写真集は1月にミャンマーとタイで出版、これまで300冊売れた。以上であるが、大西氏の写真の横に、「写真・後藤修身氏」とあった。後藤さんが朝日新聞の写真を担当したことになる。彼は、「ミンガラネットワーク」誌の表紙写真も 長年担当しており、素晴らしいことだ。

2014年4月3日木曜日

(2151)ミャンマー新聞MM(~4月2日)

  ◆富士ピー・エス、ミャンマー子会社設立へ インフラ需要取り込み、◆メタウオーター、ミャンマーで飲料水供給事業 車載式ろ過装置利用、◆ソニー・Xperiaタブレット ミャンマーで販売開始、◆JICA、ミャンマーに総額56億円の無償資金協力、◆ミャンマーサッカー協会 HIV予防キャンペーン実施、◆ゾーティカガス田開発、ミャンマー国内への供給開始、タイ・PTTEP、◆日本政府、UNHCRに総額1億2580米ドルの資金供与、ミャンマー避難民支援など、◆ヤンゴン高層ビル建設案件、今後2年間で50件超えか、◆日本政府、ごみ収集車、消防車などミャンマーに寄贈、◆宇徳、アセアン地域に統合会社設立、ミャンマーへ戦略的事業展開、◆ミャンマー輸入自動車登録料が減額へ、中古車価格約20万円値下げ、◆神戸シティ法律事務所、ミャンマーデスク開設。

2014年4月2日水曜日

(2150)牛久入管で外国人2名死亡

  3月31日の毎日新聞より。不法滞在などの外国人を収容する法務省の東日本入国管理センター(通称牛久入管と呼ばれる)は31日、収容していた外国人男性2名が死亡したと発表した。同センターなどによると、イラン人男性(33)が28日午後7時50分ごろ、食事をのどに詰まらせて意識不明となり、病院に運ばれたが、翌日死亡した。30日午前7時ごろには、カメルーン人男性(43)が意識不明の状態で見つかり、搬送先の病院で死亡。27日に体調不良を訴え、医師の診断を受けていたという。2人は別々の棟に収容されていたといい、同センターは「関係ない」と説明している。県警牛久署が死因を調べている(以上)。先日、ガーナ人が強制送還中に急死した事件の裁判結果報道があったばかり、入管当局は早急に実態を調査し、再発しないように留意してほしい。

2014年4月1日火曜日

(2149)スーチー氏復帰に暗雲、軍トップ【護憲】表明

  3月31日の日経電子版より。ミャンマーの民主化の重要なステップである憲法改正の行方が不透明になってきた。影響力が大きい国軍のミン・アウン・フライン総司令官が消極的な立場を表明した。昨年来、現行憲法を改正する機運が高まっていたが、「国軍は現行憲法を擁護する責任を負うべきだ」という国軍トップの発言が冷や水を浴びせた。また同総司令官は、「現行憲法は国民投票で、投票者の9割以上の信任を得ている」とも発言。国会は昨年、NLDなどの求めに応じて、広く改憲意見を集めた。今年2月には特別委員会が設置され、改憲機運が盛り上がった。スーチー氏は昨年から同総司令官に対し協力を要請してきた。ミャンマーでは15年、総選挙と大統領選挙が行われる。国軍と野党勢力の対立が激化すれば、軌道に乗った民主化の成果が失われる。