(2009年1月31日)
法務省入国管理局は、昨日「平成20年における難民認定者数等」について発表し各紙夕刊が掲載した。昨年の難民認定申請者数は1599人(うちビルマ人979人、トルコ人156人他)、昨年処理できた数は918人であり、難民と認定されたのは40人(うちビルマ人38人)であった。第一次審査で不認定となり、異議申立てした人は429人(うちビルマ人195人)、昨年処理できた数は351人で、そのうち認定者は17人(うちビルマ人16人)。すなわち難民認定者は40人+17人=57人(うちビルマ人54人)。難民と認定されなかったが人道的な理由を配慮して在留特別許可を受けた人は360人(うちビルマ人328人)。結局日本政府が庇護を与えた外国人は57人+360人=417人(うちビルマ人382人)であった。庇護されたビルマ人が多いということは、喜びというよりその裏にある悲しみのほうが遙かに大きい。