(2009年3月31日)
昨日の朝日新聞茨城版朝刊に「現場を究める」という総合タイトルの第1回目として「増える難民不認定者」という見出しで、BRSA関係者であるビルマ人の窮状が大きく取り上げられた。書いた鈴木記者は私たちの役員会の席にも現れ、大瀧会長の取材をしていたが、たまたま居合わせたビルマ人難民申請者のAさんも取材していた。そのAさんが取材後吐血し、近くの総合病院で緊急手術、その後も鈴木記者はAさんをお見舞いがてら取材を続けた。鈴木記者はこの壮絶な難民不認定者を目の前にして、当初の構想を急遽変更したようだ。Aさんは15年前に来日したが、昨年牛久入管に収容され、8ヵ月後に仮放免。祖国に帰ることもできず、不法就労を続けながら社会の片隅でひっそりと生きている。「難民鎖国ニッポン」の現状を鋭く紹介している。なお写真は難民申請中のビルマ人4人が住む一室での侘しい食事風景。