2011年2月22日火曜日

(1015)「アウンサン将軍と三十人の志士」

 「アウンサン将軍と三十人の志士」、副題「ビルマ独立義勇軍と日本」、ボ・ミンガウン著、田辺寿夫訳編、1990年7月、中央公論社発行、中公新書、192頁、540円。著者は1920年に生まれ、学生時代から活動家として活躍し、1941年に英領植民地ビルマを脱出、「30人志士」の一員として日本軍から軍事訓練を受け、日本軍とともに祖国に進軍、日本支配時代はアウンサン将軍の副官となり、独立後は各大臣を歴任、83年に死去。主な目次は、●アウンサンビルマを脱出、●南機関誕生、●箱根の桜、●海南島での軍事訓練、●ビルマ独立義勇軍の結成、●祖国への凱旋、●対日反乱にむけて、●アウンサン暗殺、●アウンサン亡き後のビルマ、●43年後の対決(以上)。この30人の中にはネウイン大統領も含まれ全員が日本名を所有。こういう歴史を読むと今後とも日緬友好を続けたい。

2 件のコメント:

  1. 「ビルマ独立義勇軍」とは、懐かしい…。
    これらの人々は、意義ある人生を送られましたな。

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  2. k.a.さん
    僅か30人で、ビルマを独立国に変えたのは実に見事、その後、義勇軍№2のネーウインがビルマを三流国に落とし入れ、その子分のタンシュエが今回の総選挙で圧勝し、№1のアウンサンの娘を蹴落とした歴史が面白い。(N)

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