2012年1月7日土曜日

(1334)読了67冊目:「忘却の国」

  副題は「ミャンマー再発見の旅」、著者はハリエット・オブライエン、訳者は田辺希久子、1992年6月・心交社発行、326頁、定価1339円、心交社世界紀行冒険選書。著者はイギリス人ジャーナリスト。外交官の父に伴われて赴いた1970代年から、15年ぶりにビルマ再発見の旅に出る。著者はミャンマーの現代史で取り上げられている諸事件を丁寧に解説している。例えば、各民族による争い、イギリスとの3回に亘る戦争、その結果印度の一部地方に成り下がった様子、独立運動の高揚、日本軍の進出、アウンサン将軍の活躍、カレン族とビルマ族の争い、ネーウイン軍事政権の登場、世界最貧国時代、廃貨措置、迷信、反政府運動の担い手である僧侶と学生、アウンサン・スーチー女史の登場など、興味ある問題をその裏側を含め易しく解説しており読みやすい

2 件のコメント:

  1. とても面白そう…。
    それにしても世界最貧国時代があったとは、想像できませんな。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    つい最近まで鎖国を続けたので、最貧国は当然の報い、鎖国の原因は中国やインドの経済進出を抑えるためとか。(N)

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