2012年1月14日土曜日

(1341)ミャンマー全政治犯釈放?

 1月14日の 朝日新聞刊で「ミャンマー全政治犯釈放」を報じた。そのほか「制裁解除へ前進」、「今後は議会制度の中で戦う」、「6200万人市場・資源豊富、日本の投資出遅れ」などの見出しが続いていた。今回の大統領恩赦で651人の受刑者を釈放したが、スーチー氏が率いるNLDが求めていた591人の全員がすでに釈放されたことになる(以上概要)。12日にはカレン民族同盟との停戦に合意したことと合わせ、テインセイン大統領の政治力は素晴らしい。しかし、若干疑問点が残る。AAPPの昨年10月の発表では政治犯は千数百人とあり、昨年10月10日の朝日社説では2千人と記載されていた。昨日(1月13日)の朝日夕刊にも500~1500人の政治囚が収監中とあった。今回の651人の釈放で、本当に政治囚が一人もいなくなったのか(朝日に問合せ中)。

2 件のコメント:

  1. 政治犯の定義が難しいと思うけど、「スーチーさんの求めていた全員が釈放された」というのであれば、大変喜ばしい!
    K.A.

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  2. k.a.さん
    政権側の大幅譲渡で有力政治犯が大勢釈放されたことは素直に喜ぶべきでしょうね。
    しかし、アムネスティからは、早くも他の他の政治犯の解放要求が出てます。政治犯の定義を決めるべきですね。(N)

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