2012年1月16日月曜日

(1343)読破71冊目:「秘密のミャンマー」

  著者椎名誠、2003年10月・小学館発行、227頁、1400円+税。椎名誠が悪友3人と一緒に、秘密の国ミャンマーを旅行したときのハチャメチャな体験紀行。ヤンゴン、ペグー、チャイティーヨー、バガン、マンダレー、ザガイン、モンユワ、ヘイホー、タウンジーなどを巡る。各地の風景やホテル、乗り物、人物、子供たちなど珍しい話題が豊富で、何しろ楽しい。悪乗りして、最後には現地人に野球の試合を申し込む始末で、暗い話など一切ない。しかし著者は、仏教と信心についてずっと考えていたのだ。日本は果たして本当に仏教の国なのだろうか、と。巻末には、ミャンマーの情景を32枚の美しいカラー写真でまとめている。この旅の間に9・11事件が勃発したが、ミャンマー人は誰一人、口にすることがなかった。国際的な情報が国民に流れてない秘密の国でもある。

2 件のコメント:

  1. かつて仏教国であった日本は、今や多宗教国とでもいうことになるのかな?(自問自答)
    K.A.

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  2. k.a.さん
    いまや「無」宗教国じゃないかしら。一度、日本の宗教人口を調べてみたいな。(N)

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