2012年1月4日水曜日

(1331)ビルマからの手紙⑫

 12月24日の毎日新聞にスーチーさんが書いた「ビルマからの手紙⑫」が掲載された。見出しは「父のように接してくれたNLD創設者の死」、「老兵の威厳とともに」の二つ。ルイン氏は1988年に発足したNLDの創設者の一人。12月6日に亡くなった時、「老兵は死なずただ消え行くのみ」と感じた。彼は19年に亘って軍人時代を過ごし、さらにその2倍以上の期間を文民として過ごしながらずっと国に尽くしてきた。元米国務長官のオルブライト氏がビルマを訪問したとき、NLDの中央執行委員会のうち4人が元軍人であったことから、軍事的分子の監督下に置かれているのではないかとの質問があった。そのときルイン氏は、「40万人の国軍兵力でも無理なことを、たった4人でできると思いますか」と切り替えした。最近お見舞いに行ったときも、礼儀正しい祈りをいただいた。

2 件のコメント:

  1. スーチーさんの身内が、また一人なくなりましたな。
    スーチーさんに、間違いなく<春の訪れ>が来ますように!
    K.A.

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  2. k.a.さん
    彼女の支援者の多くは、1990年の選挙に出た人たちで、あれから20年、高齢化はやむを得ませんね。我々も「消えゆくのみ」か。何とか一花咲かせたいですね。(N)

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