2016年8月27日土曜日

(3031)スーチーの軌跡 事件の真相④ 軍「暴徒訓練」の証言

 8月27日の朝日新聞より。2003年5月の襲撃事件はどう仕組まれたのか。当時軍政№3で情報部門トップだったキンニュンが昨年出版した自伝が興味深い。最高指導者タンシュエが地方遊説で人気を増すスーチーに危機感を抱き、キンニュンら5・6人の側近に「必要な手段」を指示したと書いた。軍は沈黙しているが軍が市民を使って襲わせたとみられる。「スーチーと支持者を撲滅するか?」 「そうだ!」。軍政の下部組織が主催した地方青年の訓練キャンプだ。参加者を入れ替えながら1か月以上続いた。訓練参加者の多くが駆り出されていた。ずっと黙ってきた。知り過ぎて怖いという。別の襲撃要員集めの方法も。USDAの地方幹部として「偉い人が来る。接待役を集めろ」と上司に言われ20人を派遣した。本当は襲撃目的だったと、事件後に知った。

2 件のコメント:

  1. 真相が分ってよかった。ああ、本当に面白かった。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    政府側(USDA)のやることが下司の極みですね。この襲撃事件を考案した人物は当然首だけども、そこはさすがスーチーさん…・・・立派です。

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