2016年8月26日金曜日

(3029)スーチーの軌跡 事件の真相③ 巧みな運転 危機脱出

 8月26日の朝日より。ディペイン・チー村で03年5月30日夜、棒などで武装した大勢の暴徒に囲まれ、警護担当らは困った。スーチーが「絶対に反撃してはダメ」ときつく命じたからだ。サンドバッグのように殴られるだけだった。それでもスーチーは襲撃を切り抜けた。運転手は荷台に仲間を載せると猛スピードで村を脱出。数キロ進むと、今度はトラック数台が道をふさぎ暴徒が待っていた。「今度こそ殺される」。そう思った運転手は高速で前進、衝突寸前にハンドルを右に切った。その時の運転手が、昨年の総選挙で下院議員に当選したNLDのチョーソーリンだ。暴徒を振り切ると、スーチーは「警察に事件を捜査させよう」と主張した。約20キロ進んだ街で道路封鎖中の警官を発見、だが 意に反して拘束される。スーチーは仲間と切り離され、消息が途絶えた。

2 件のコメント:

  1. 本当に実のある、面白い話題。スーチーさんには、いい仲間がいますな。
    K.A.

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  2. K.A,さん
    暗闇の中での判断、スーチー氏の決断力、すごい人物だと思います。こういう傑物にはいい仲間が集まるのも当然か。

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