2016年8月4日木曜日

(3007)憲法を逆手 国のトップに スーチーの軌跡①

 8月4日の朝日新聞より。総選挙を3日後に控えた昨年11月5日スーチー氏は政権を取れば「大統領の上に立つ」と発言、その真意が明らかになったのは5か月後の3月31日、第217条「行政権は大統領にある。しかし国会が国の機関や人物に対して責務や権限を付与することを阻むものではない」。この条項を「改正すべきではない条項」に分類、この素案が3月31日に国会に提出された。政権奪取の秘策、「国家顧問」が誕生したのだ。「寝耳に水」の軍人議員は「憲法の趣旨に反する」と強く反発したが、国会の過半数を握るNLDが押し切り、5日後にスピード可決した。法案提出のタイミングを含め、軍側が何も手が出せないように用意周到な準備を進め、一気に可決したのだ。スーチー新政権を軸に、半世紀続いた軍政から脱却を図るミャンマーを追う。

2 件のコメント:

  1. さすがスーチーさんだなあ。興味津々…。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    スーチーさん活躍の裏面史のよう。当分面白そうだ。こういう記事を見ると新聞記者って大変な仕事だなあ。

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