2016年8月2日火曜日

(3005)タイとミャンマー 変わる隣人関係①

 8月2日の特派員レポートより。6月下旬タイ中部の水産業の街をスーチー国家顧問が訪問した。国家顧問として初めての公式訪問であり、その最初の日程をタイで働く同胞をねぎらうためにあてた。対話集会に参加できたのは500人だけで、その周辺には数千人の同胞が集まっていた。規制したのはタイ側であり、民主化を巡る近年の「逆転現象」は複雑で示唆に富んでいた。2日目の大学生との集会では、スーチー氏の講演中、「報道人は出てください」とタイ外務省職員の声が。タイ人はミャンマーとの比較に敏感だ。14世紀400年続いたアユタヤ王朝は、ミャンマーからの2回の攻撃で滅亡した。この怨念は今も続く。一方でタイ経済はミャンマーからの移民労働者によって支えられている。不法滞在者を含めると、400万人に達するとも言われている(続く)。

2 件のコメント:

  1. 中々、興味深い記事。明日の内容が楽しみ…。
    K.A.

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  2. K.A,さん
    大勢の不法入国者でタイの経済が成り立っているなど、怖い話だ。しかもミャンマーとタイでは政治形態が逆転している。軍事政権なんかまっぴらごめんだ。

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