2016年8月30日火曜日

(3036)スーチーの記録 現実の先に① 「頑固な女」印象違った

 8月30日の朝日より。仏教徒らの反政府デモを軍政側が弾圧して1か月後の07年10月25日、ヤンゴンで自宅軟禁中のスーチーは4年ぶりに外出。行く先は車で3分ほどの政府のゲストハウス。デモ弾圧に対する国際社会の非難を和らげようと、軍がスーチーの対話役に任命した対話担当相、アウンチーとの会談のためだった。スーチーへの第一印象は「交渉できる相手」で、「頑固な女」との前評判は違っていた。二人は合計9回会談した。スーチーはタンシュエの「対決姿勢をやめ、制裁に反対すべき」との伝言を聞き、「姿勢を改め、制裁解除に向けて軍政と協力もする」と応じた。NLD一幹部は、「軍政と関係を築く必要があると考えるようになった」と話す。軍政との対話は10年1月に途切れた。スーチーの現実路線への転換が歴史的な道を開いていく。

2 件のコメント:

  1. スーチーさんは、先見性があり、ブレないのがいいですな。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    確かにその通り。スーチーさんが経済制裁解除に向かいだしたのは大きな転機、以降順調に進む。

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