2016年8月10日水曜日

(3013)スーチーの軌跡 政治の舞台へ① 「第2の独立闘争」訴え

 8月10日の朝日より。88年8月26日、独裁政権に反発して民主化を求める数十万人が、シュエダゴンパゴダの西門前を埋めていた。「来る」とうわさが広まっていた。「英雄の娘」が集会の壇上に立った。「父の娘として、私は首をすくめているわけにはいかない。これは第2の独立闘争と言えるのです」。当時ネウイン将軍の統治下にあった。スーチーの言う「第2の独立闘争」は、父が率いた独立運動が念頭にあったのは明らかだ。「アウンサンの娘の登場に参加者はなにより勇気づけられた」と識者は振り返る。「民主主義の獲得には国民の団結が必要です。団結しなければ成就できません」。そうも訴えたスーチーは父の功績を研究し、母国への熱い思いを胸に刻んでいた。この日を境に「アウンサンの娘」は指導者として歩みだす (「政治の舞台へ」編続く)。

2 件のコメント:

  1. 当時、スーチーさんは、42歳かな。努力だけでなく、天賦の才能も素晴らしい!
    K.A.

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  2. K.A.さん
    アウンサン将軍も天賦の才能を有していたので、親子2代、大したものだ。この才能を生かす場が「今」だ。

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