2016年8月29日月曜日

(3034)スーチーの軌跡 事件の真相⑥ 仏教僧のデモ 見せた涙

 8月29日の朝日より。2010年11月まで7年余り続いた、スーチーの3回目の軟禁。NLDの古株キンキンウインも、娘と共に家政婦としてスーチー宅で軟禁された。「スーチーは朝5時に起き、お祈りや朝食の後見張りの兵士に買い物リストを渡すのが日課、あとはピアノを弾くなど政治とは無関係の日々。単調な生活に変化をもたらしたのが07年8・9月の反政府デモ。9月22日、僧たちは自宅前に押し寄せた。家政婦はスーチーと一緒に門を開け、内側から手を合わせた。この10万人規模のデモは、多くの死傷者を出して終わった。デモ僧のメンバーたちは「市民の大半は傍観するだけ」と残念がる。焦った軍政は08年に新憲法を制定、民政移管に一歩接近。だが僧たちの要求は一つも通らず、手法に限界を感じた。スーチーは再び日常を生きるだけだった。

2 件のコメント:

  1. 雌伏、我慢のときでしたな。これらの試練に耐えて、今のスーチーさんがある。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    私もそう思います。ただミャンマーでは僧侶は尊敬される存在なのに、かつ10万人も動員されたのに、無力であることが判明し、がっかりしました。

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