2016年8月20日土曜日

(3023)スーチーの軌跡 逃した機会③ 学生デモ 軍政へ反発

 8月20日の朝日新聞より。96年12月2日ヤンゴン大学近くの交差点が、約500人の若者で埋まった。ヤンゴン工科大の学生でデモの中心を担ったトゥインリンアウンは訴えた。「民主主義は国民の願いだ、我々学生は規律を持って活動しよう」。彼はスーチーを物足りないと感じていた。「ミャンマーは南アフリカの状況には達していない」と民衆デモによる圧力こそが必要と信じていた。デモは、12月6日まで続いた。軍政は7日未明参加者らを拘束、全国の大学をその後4年間閉鎖。トゥインリンアウンは翌年逮捕、5年間投獄された。NLDはデモへの関与を否定、軍政はこれを機にNLDへの抑圧を強めた(以下。8月19日の朝日より)。スーチー氏は8月18日、中国を訪問、李首相と会談した。「中国離れ(特にミッソンダム問題)」「少数民族和平問題」を討議。

2 件のコメント:

  1. 学生デモは、それなりの評価ができるのでは?
    スーチーさんの訪中で、①ミッソンダムは再検討、その代わりに②少数民族問題への中国の協力を期待…。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    なるほど面白い案ですね。どうなるのか全然わからないけど、私の希望を交えて言えば、二つともスーチーさんが勝ち取る。

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