2016年8月8日月曜日

(3011)スーチーの軌跡 大統領の上⑤ 政権と対立 凍結を断念

 8月8日の朝日より。2月11日テインセインが動き出した。スーチー氏の大統領就任を可能にする、憲法の一部凍結案を準備してから3日後だった。「我々は憲法の凍結案に反対だ」。驚きは広がった。NLD幹部は「元軍政トップのタンシュエが認めれば決まりと思っていた」と振り返る。タンシュエは昨年12月にスーチーと会談した際に、スーチーが国家指導者になることを認めるような発言をしていた。NLD幹部は「強行すれば、凍結法案が憲法裁判所に送られ 政権交代が先送りになる懸念があった」と話す。2月17日、スーチーは軍最高司令官ミンアウンフラインとの会談に臨む。同席したNLD 幹部は、凍結案について「直接は話し合わなかった」と話す。だが軍側が現状では「スーチー大統領」を認めない姿勢は確認。凍結案の断念は スーチー自身が決めた。

2 件のコメント:

  1. この裏面史、中々面白い。スーチーさんは、慎重に敵情視察、かつ即断。これって、「孫子の兵法」に適っている。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    この裏面史、本当に面白い。裏面史というものはこのようにしてつくられる…ということを知った。

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