2016年8月18日木曜日

(3021)スーチーの軌跡 逃した機会① 軟禁解除 変化へ期待

 8月18日の朝日より。95年7月10日、NLD本部の女性部リーダー・メ―ウィンミンの所に党員の一人が興奮した様子で飛び込んできた。「スーチーが解放されたらしい」。彼女はすぐに車でスーチー宅に向かった。軍事政権はこの日、6年に及んだスーチーの軟禁を解いた。スーチー軟禁中の90年の総選挙ではNLDは議席の8割を得たが、軍政は無視、支配体制を固めていた。スーチーにノーベル平和賞が贈られた91年、軍政は党首のアウンシュエに解党の脅しを掛けてスーチーを党から除名させた。しかし解党直後にスーチーとリーダーらが一堂に会しているのを見て「世の中が変わるかもしれない」と思えた。翌日、南アフリカが94年に民主的な選挙を行った例を挙げ「私たちが同じことをできない理由はあるでしょうか」とスーチーは軍政に対話を訴えた。

2 件のコメント:

  1. 6年間の軟禁生活に耐えたことで、筋金入りの女傑スーチーになりましたな。
    K.A.

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  2. K.A,さん
    確かにその通りですね、幽閉の合計は15年間、よく頑張りました。

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