2016年8月24日水曜日

(3027)スーチーの軌跡 事件の真相① 村の襲撃13年前の悲劇

 8月24日の朝日より。今年5月30日朝、約5百世帯が暮らすミャンマー中部ディペイン地区チー村で、村民約3百人が僧院で祈りをささげた。「13年前に起きた悲劇を忘れません」と一人が語った。この事件が起きたのは2003年5月30日、2回目の自宅軟禁を解かれたスーチーが暴徒の集団に襲われたのだ。真相は今も不明だが、3回目の軟禁は10年11月まで続いた。「スーチーは法の支配を強気に訴えたが、軟禁は長引いた。彼女が妥協もする現実的な政治家になっていくうえでも節目の事件だった」。国連のミャンマー特使だったラザリ・イスマイルは振り返る。村民たちが事件の追悼行事を始めたのは13年から。軍への配慮からかスーチーが沈黙してきたあの事件、ようやく語り始めた目撃者によると、「ぜひ演説を」という仏教僧の懇願から始まった。

2 件のコメント:

  1. 非常に興味ある話題ですな。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    さすがのスーチー氏も、仏教僧の懇願の真意を見抜けなかった。世が世ならばスーチーさんはここで倒れていたかもしれない。まさに危機一髪だった。

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