2016年8月16日火曜日

(3019)スーチーの軌跡 政治の舞台へ⑦ 軍批判 怖いもの知らず

 8月16日の朝日新聞より。スーチーの自宅にはさまざまな階層の人が集まりだした。国立大学図書館司書のミンスエはスーチーの個人秘書として支えた。88年9月、軍事クーデターが起きた。スーチーはNLDを結成、89年にかけて各地を遊説、怖いもの知らずといった様子だった。NLD幹部会議で、彼女があまりにも軍批判をしたので、幹部の一人が『少し態度を和らげた方がうまくいくのでは』と意見したが、彼女は『これでも言い足りないぐらいだ』と態度を変えなかった。89年7月のヤンゴンでの集会では1万人の聴衆にこう呼びかけた「法律に反する命令や権力を発動しているから、私たちには反攻する義務が生ずる」。心配した伯父のアウンタンは「寝具を用意しておきなさい」と刑務所収容を恐れて忠告。スーチーは「用意しています」と答え、覚悟を示した。

2 件のコメント:

  1. スーチーさんは「女性」なので、得をしたことが多いのかも…。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    女性だからというよりも、やはり建国の偉人の娘という点では得をしたと思います。

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