2016年8月11日木曜日

(3014)スーチーの軌跡 政治の舞台へ② 父の足跡 日本で探る

 8月11日の朝日より。1988年、大野徹(大阪外大ビルマ語教授)はスーチーが政治指導者になったと知って驚いた。スーチーは建国の英雄アウンサンの長女ではあったが、母国の民主化に身を投じるような印象はなかった。72年に英国人のチベット研究者マイケル・アリスと結婚し、オックスフォードに永年暮らした。15歳からインドや英国で暮らしてきたスーチーは、ビルマ語よりも英語の方が楽のような感じ。85年には父の業績研究のため京都大の客員研究員として次男のキムを連れて来日。日本語の論文も辞書を引きながら読みこなしていた。来日の最大の目的は、第2次世界大戦時に旧日本軍と協力し、ビルマ独立を目指した父の足跡をたどること。父を知る日本人から話を聞き、父に関する資料を読む中で、スーチーは英雄の娘である事実を再認識。

2 件のコメント:

  1. 大変に面白い、また興味深い記事。参考になりますな。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    スーチーさんが日本で勉学したことにより、日本人の多くは彼女に親近感を抱く。本来ならば一国の大統領なのだ。

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