2011年12月31日土曜日

(1327)読了64冊目:「ビルマの日々」

  著者はジョージ・オーウェル、訳者は大石健太郎、1997年10月新装版・彩流社発行、386頁、定価2500円+税。本書は1930年代の英国を代表する作家、ジョージ・オーウェル(1903-1950)の処女小説。ビルマが英領印度の一部であったころ、数人の英国人が政府から派遣されてこの村に住んでいた。長年これらの英国人によって運営されてきた白人クラブに、現地人を1名参加させよという政府指令が出て、全員が反対した。しかし一人の会員がこの村で開業してるビルマ人医師を推挙したことから話が始まる。このビルマ人医師が失脚すれば自分がクラブ会員になれると目論んだ地区判事補のビルマ人が、いろいろ画策し、いくつかの恋愛事件や暴動事件を起こし、最終的にはこの策略が成功。数多くの場面で手に汗を握る事件が頻発、さすがオーウェル。

2 件のコメント:

  1. なかなか面白く、読ませる内容…。
    でも、最終的に策略が成功するのは、非常に残念。
    K.A.

    返信削除
  2. k.a.さん
    アレレ文字化けしてますね。メールの方はよく読めます。最近このブログの書式が変更になり、とても使いにくくなりました。(N)

    返信削除