2011年12月21日水曜日
(1317)読了60冊目 「カチン族の首かご」
「カチン族の首かご」、副題は「人食い人種の王様となった日本兵の記録」。著者は妹尾隆彦、昭和32年11月・文芸春秋新社発行、295頁、定価280円。内容の大部分はビルマ戦争初期の戦記ものであり、著者は中隊の一等兵としてカチン州のミッチナーよりさらに北部のサンプラバム方面まで進出、英印軍は既に壊滅状態であり、新たに中国・重慶軍と戦うこととなる。彼は英語ができるため、カチンの状況を探る諜報員として選ばれ、カチン人のザオパンと協力してジャングルに入る。このザオパンの活躍で作戦は大成功を収め、日本軍が転進するときもジャングルに単身残り、諜報活動を続けた。そのときカチンには王様が不在で、5人の酋長から懇願され王様に就任、ザオパンが首相に。その直後軍から隊に戻れと命令されジャングルを離れた。王様になれたのは実はザオパンの周到な策略であった。傑作。
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人生さまざま。たいへん貴重な、かつ珍しい体験記ですな。
返信削除K.A.
k.a.さん
返信削除こういう小説は、どこまでが真実で、どこまでがフィクションかということがわからないので、困ります。もっとも、わからないから面白いのかもしれませんね。(N)
ワクワク 読むのが楽しみです^^
返信削除あ、こんなところでなんですが
送っていただくなら宅配便の方が、保証やら追跡やら出来ていいですかね。その際は、着払いにてお願いいたしますね^^
stさん
返信削除今日お送りしました。ゆうメールで・・・。ご指摘の通り、借り物の書籍なので、宅配便の方がよかったかも。まあ無事つくでしょう。
ところで、あきとさんへは鈴木さんの方から返却していただけますか。お願いします。
今日年賀状を書き終え、ホッとしてます。