2011年12月16日金曜日

(1312)少数民族と次々停戦 和解路線へ

  今朝の朝日新聞には、標記の見出しのもと、テイン・セイン政権が、独立や自治を求める少数民族の武装勢力と次々に停戦合意を結んでいると報じた。軍政時代から続く対立解消をはかる国民全体の「和解」だ。恒久的平和に向けた交渉が今後の課題となる。テインセイン大統領はミンアウンフライン国軍最高司令官に、カチン独立軍(KIA)への攻撃を、自衛の戦闘を除いて停止するよう命じた。数千の兵力を持つKIAは、今年6月以降国軍との武力衝突で多数の死傷者が出ていた。憲法では国軍を「唯一の軍」とし、少数民族の武装勢力を国軍参加の国境警備隊に編入するよう求めて関係が悪化したためだが、これを政府の側から見直し譲歩する。政権側は編入要求をいったん取り下げ、少数民族地域の経済発展推進を約束し、国民融和策を続ける。しかし、独立や自治を望む少数民族との溝はなお大きい。

2 件のコメント:

  1. 停戦合意とは、嬉しいニュース!
    これから一歩一歩、和解に向かって前進してほしい。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    政府側からの停戦合意は意外でした。新政権はいろいろやりますね。新憲法がある以上、これぐらいの譲歩は問題ないと考えているんでしょうね。(N)

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