2011年12月3日土曜日

(1299)クリントン長官 ミャンマー訪問

  米国のクリントン国務長官がミャンマーを訪問、テインセイン大統領と会談後、スーチーさんと会談した。米国が示した関係改善策としては、大使の派遣、貧困対策などの調査開始、麻薬取締りの協力再開、マイクロファイナンスによる貧困者支援、留学や英語教育の支援などで、援助の総額は9360万円程度。経済制裁で疲弊した市民生活の向上を狙う。12月3日の朝日社説では、今回の訪問はアジア太平洋地域を最優先とする米国の安保新戦略の第一歩であり、またミャンマーで影響力を増す中国を牽制する狙いもある。民主化が定着したというには、政治犯の全員釈放のほか、少数民族との和解、軍の支配構造を支える憲法の改正問題などがあり、新政権には大胆な妥協を要望。日本からも、玄葉外相、枝野経済産業相が相次いで現地入りするが、民主化の着実な進展の見極めが必要と指摘している。

2 件のコメント:

  1. 政治犯の全員釈放が、一日も早く実現されますように!
    K.A.

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  2. k.a.さん
    誰もが政治犯の全員解放を期待していますが、「政治犯」と称される人が何人いるかは、誰もわかっていません。最近の朝日新聞の記事でも、3百人から、千6百人とバラバラです。(N)

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