2011年12月5日月曜日

(1301)ビルマからの手紙(11)

 スーチーさんの「ビルマからの手紙」の11号は11月27日(日)、毎日新聞の3頁に載っていた。見出しは「『パゴダ』描いた絵画展を訪れて」、「ただ見つめていたい」。オックスフォード大学時代、いくつかの博物館に通い、魅了させられた。最近絵画展に足を運んだが、博物館に行くのと全く異なる経験だが、かつての懐かしい感覚にとらわれたことに気づいた。ただひたすら見つめていたい、というあの素朴な欲求だ。今回の絵画展は、5人の画家によるシュエダゴンとチャイティーヨーの二つの仏塔の作品だ(このあとそれぞれの絵画に対するスーチーさんなりの評価が続く)。純粋で真なる芸術的才能や資質とは何かについて深く考えさせられるためだからと気がついた。展覧会で私をすっかり魅了したものの正体は、芸術が持つ変革の力だったのだ。これらの絵画を通じてそれを悟り、とても幸せな気持ちになった。

2 件のコメント:

  1. 「スーチーさんは、素晴らしい芸術的センスを持つ文化人であり、政治家でもある」ということになるのかな…?
    K.A.

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  2. k.a.さん
    そうですね。どこかにも文学的センスを持った工学博士がいますね。ビルマからの手紙を読むと、さすがと思いますね。(N)

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