2011年7月26日火曜日

(1169)スーチー氏 政府と対話 軟禁解除後初めて

  今朝の朝日新聞によると、ビルマ政府の閣僚が25日、スーチー氏とヤンゴンで会談したが、これは昨年11月の自宅軟禁解除後では初めて。政府はこれまでスーチー氏の会談要求に応じなかったが、欧米が続ける経済制裁の解除へ、局面打開を目指したとみられる。スーチー氏は国立迎賓館で、軟禁時に連絡調整担当相だったアウンチー労働相兼社会福祉相と約1時間20分会談した。会談の内容は明らかにされなかった(以上概要)。このような会見が行われたことは、両者和解に向けての第一歩とみられているが、その次の難問、即ち約2000人とされる政治犯の釈放や、スーチー氏(NLD)の政治活動を政府が認める問題、さらに各地で勃発している少数民族との戦闘停止と人権問題など、両者の間には巨大な壁が幾重にも存在している。今回の会談で意見を交換しただけでは、民政政権とはいえない。

2 件のコメント:

  1. ビルマ政府は、両者和解に向けた努力を、加速してほしいですな。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    いまのビルマは中国経済の進展に伴って伸びており、両者の対話なんて小さいことでしょう。欧米向けのジェスチアとしか見られていません。(N)

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