2011年7月21日木曜日

(1164)記者探求:環状線に乗ってみた

  朝日新聞の藤谷アジア総局長が「ヤンゴンの環状線に乗ってみた」というエッセイを書いていた(7月18日)。環状運行は38駅45キロを3時間で一周。外回り、内回りでそれぞれ7便、外国人は1ドル(80円)で、地元の人は20チャット(2円)、車両は日本製のディーゼル機関車とインド製の客車6両、座席は木製の長いすで、警官が乗り込むスペースもあった。途中駅で市場で売るアスパラガスやマンゴーなどを担いだ女性たちが次々乗り込んできた。中部なまりのビルマ語や、カレン語が飛び交う。列車は時速20キロほどで、途中で名古屋鉄道の中古客車とすれ違う(以上概要)。実は私が15年前にヤンゴンを訪れたとき、東京の山手線と比べるため面白半分にこの電車に乗ったことがある。この記事を興味津々読んだが15年間全然変わっていない感じがした。ビルマという国はゆっくりゆっくり時間が進むようだ。

2 件のコメント:

  1. 本当に珍しく、羨ましいような光景ですな。
    でも何時まで続くのかしら…?
    K.A.

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  2. k.a.さん
    このような光景を羨ましいとみるか、近代化が進んでいないので気の毒とみるか、人それぞれでしょう。いずれにせよ環状線風景は時間が止まっているようです。(N)

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