2011年7月18日月曜日

(1161)読みました 「ビルマのむかし話」

  本書は「せかいのむかし話」シリーズの11冊目であり、編訳は大野徹氏。1991年4月 偕成社発行、174頁、定価1500円。内容は22編のむかし話からなり、少数民族の話も入っている。目次を見ると、「竜のたまご」、「ワニのンガモーイェイ」、「にじができたわけ」、「旅人と四人の若者」、「亡霊にのばされた鼻」、「川鵜にしっぽがないわけ」、「かしこいウサギの話」などなど。ビルマのむかし話には、動物がよくあらわれる。犬や鶏やアヒルといった家畜から、虎やヘビ、ワニといった猛獣まで、たくさんの動物が登場する。また月食や虹など自然現象の起源や、動物の習性のいわれを説いた話も多い。ビルマの人は、自然や動物たちと身近な生活を送っているからであろう。またビルマでは仏教徒が多く、むかし話の多くが仏教の教えを説くために語られていることが多いという。(今朝なでしこジャパンが世界制覇)

2 件のコメント:

  1. 民話とか童話など、むかし話はどこの国のものでも面白く、また懐かしいですな。
    K.A.

    返信削除
  2. k.a.さん
    いまの子供たちは、どんなむかし話を聞いているのかしら。民話とか童話は、子供にとって大切ですよね。(N)

    返信削除