2011年7月8日金曜日

(1151)制裁と弱者 支援は別扱いに

  7月4日の朝日新聞に標記のようなタイトルで軍政国家ミャンマーとの関係を論じた一文があった。筆者はアジア総局長の藤谷健氏。実はこの記事を読んで、私はいささか愕然とし、自らの不明さを知った。記事には次のように記されていた。日本はこれまで対ビルマ政策で欧米と一線を画してきた。14万人の死者・行方不明者を出したサイクロンが起きた08年は日本が英国、米国、オーストラリアに続く4位、09年は英国がトップで日本は2位だった。最大の要因は援助予算の削減である、しかし経済支援を拒否してる英国のほうが日本より多額の支援をしているのだ。英国の場合、援助先を大きく見直し、「選択と集中」でミャンマーへの支援を増やしている。いまやアジアでもっとも貧しい暮らしを強いられている弱者の視点で、彼らが恩恵を最大限得られるように、援助の質も量も換えていく必要がある、と述べていた。

2 件のコメント:

  1. 「目から鱗が落ちる」
    もっと弱者の視点に立つ必要がありそうですな。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    これからは、欧米と「弱者の視点」競争か。各国の支援金額の一覧表が見たいです。中国やインドはどうなってるかな。(N)

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