2011年7月23日土曜日

(1166)ビルマ国軍 少数民族へ人権侵害

  7月13日の産経ニュースによれば、標記のような見出しの下、ビルマ政府軍による人権侵害の実態が「シャン人権財団」の調査で明らかになってきた。シャン州では4月11日から7月12日までの3ヶ月間に、シャン族の反政府武装勢力「北部シャン州軍」と、政府軍の交戦が47回あり、政府軍兵士の略奪や村人の拉致、拘束、殺害が47件あった。例えば、モンスの14家族から470万円相当が奪われた。シーボーでは70歳の老女と13歳の孫娘が理由もなく射殺された。女性への暴行は7件。最北部のカチン州では、6月、カチン族の女性への暴行が18件あった。国際労働機関(ILO)は、子どもが強制的に従軍させられた事例もこの5ヶ月間で424件に上るとしている(以上概要)。政府軍は各民族の軍隊組織を国境守備軍に編入しようとしているが、各少数民族は自治を目指して反対、戦闘は今後も続く模様。

2 件のコメント:

  1. 同じビルマでも国境地帯では様相が一変しますな。
    「時の氏神」は、現れないのかな…?

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  2. k.a.さん
    そうですね。少数民族側が、自治を願望しており、政府側が国内統一を目指しているので、紛争は絶えません。国境地区はすべて少数民族側に属しています。(N)

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