2011年7月16日土曜日

(1159)難民認定審査の処理期間が短縮 ホント?

  法務省入国管理局は、難民認定申請の処理期間を3ヶ月ごとに発表しているが、2011年4月~6月分が14日に発表された。それによると、平均処理期間が5.7ヶ月で、目標の6ヶ月以内が達成されたとしている。この期間というのが、難民認定申請を出してから、一次の審査が決まるまでの期間であり、その後の異議申立てから民間参与員を交えての最終決定までの期間は無関係ということだ。難民認定申請者の立場から言えば、一次の審査+異議申立て後の参与員の審査までを総合して審査期間と解釈してる人が多い。一次審査のみを速めても、参与員審査が遅ければ、このような調査はあまり意味がないのでは。この点について法務省の入管当局に聞くと、異議申立て以降は民間参与員が審査に加わるため、拙速は許されないという。何かヘンだ。申請から最終の大臣決定までの時間は、短縮されたのか。

2 件のコメント:

  1. 一次申請の処理期間が6ヶ月以内に改善されたことは、一応ご同慶の至り。
    これからは、6ヶ月→5か月、できれば→4か月への努力をしてほしい。
    また最終決定までの期間についても、努力目標位は発表して貰えないのしら…?
    K.A.

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  2. k.a.さん
    一次審査の審査期間が短縮されても、最終審査が伸びては意味がありません。ご指摘のように、努力目標位は欲しいですね。

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