2011年7月24日日曜日

(1167)明らかになってきた印緬国境

  ビルマとタイ国境のニュースはしばしば耳に入るが、ビルマとインド国境の話題については初めて7月19日から朝日に連載。いままで情報がなかっただけに貴重だ。たまたまインド側のこの地区、ナガランド、マニプール、ミゾラムの3州が今年全面的に開放されたので、記者が現地を取材した。ナガランド州モコクチュンの村は以前「首狩り」の風習があり、有名だったが今はない。19世紀以降キリスト教の布教が進み、9割以上が教会に通うという。この地区で忘れていけないのが、マニプール州のインパール、近くの山に旧日本軍の一部が頂上付近に陣地を築いたが、たちまち全滅した。インパールには4回日本軍の空爆があったという。「日本は戦後豊かになったが、私たちの生活は当時とあまり変わらない」との現地人の声が心に刺さる。国境にまたがるモレーの町、両国民はフリーパスで1日数千人が行き来する。

2 件のコメント:

  1. 印緬国境がうまく機能しているとは、喜ばしい。
    インパール作戦は苦々しい思い出ですな。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    日本軍がインド領に入り、インパールのすぐそばの丘に陣地を構築したことを、今回の新聞で始めて知りました。確かに苦々しい思い出ですね。(N)

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