2011年7月17日日曜日

(1160)「アリンヤウン」が復刊 夢中で読んだ

   「アリンヤウン」という雑誌が復刊した。この雑誌はPFB(ビルマ市民フォーラム)の機関誌であり、長い間私の愛読誌であった。ここしばらく休刊していて寂しく思っていたが、幸い第36号(7月発行)から復刊、ホッとした。今号には、ビルマ新政権発足から3ヶ月のビルマ状況を根本敬氏とティンウイン氏が解説している。私がぜひ知りたかったテーマであり、夢中になって読んでみた。根本氏は、「形としては民主化が進んでいるように見えるが、まだコップには民主化の水は10分の1しかはいっていない。」というユニークな表現で、いろいろな問題を解析し、民主化は遅々として進んでおらず、これからも増える可能性が少ないと断じた。一方、ティンウイン氏も、ビルマの現状を分析した結果、ビルマが民主化に向かって一歩踏み出したという見方は間違っていると結論している。共に識者の発言であり、参考になる。

2 件のコメント:

  1. 「コップに民主化の水が10分の1しか入っていない。これからも増える可能性が少ない」とは、なかなか大変ですな。これからどうなるのか、「神のみぞ知る」ということかしら?
    K.A.

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  2. k.a.さん
    軍人が政治の世界で威張っているので、ビルマの民主化は、「ビルマ式民主化」の範囲でしか進展しないでしょう。せいぜい10分の2止まり?(N)

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