2016年11月30日水曜日

(3130)ロヒンギャ迫害悪化、ミャンマー政権に高まる批判②

 前日に続く。ロイター通信によるとパワー米国連大使は、17日安全保障理事会で「ミャンマー政府にこのまま任せるのは危険」とし、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の現地拠点開設を訴えた。スーチー氏はこの会議の翌日、米国や欧州連合などの外交団を呼び、ねつ造された情報で「不当」な扱いを受けていると「怒り」を表現。ロヒンギャは、掃討作戦と称して国軍に家屋を焼き討ちされ、婦女暴行なども受けたと訴えている。周辺諸国のミャンマー大使館前では25日、イスラム教徒が抗議デモを実施。「民族浄化が疑われており、あらゆる手段で是正すべき」とミャンマー政府に懸念を表明。ラカイン州では人口増加を続けるロヒンギャに仏教徒の住民が危機感を抱き、2012年は双方が衝突2百人以上が死亡。スーチー氏にとり最大の試練と言える。

2 件のコメント:

  1. OHCHRの開設は、良策ではないのかな? 
    K.A.

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  2. K.A.さん
    同感です。スーチーさんのカリスマ性を長く維持するためには、判断を第三者委員会のような外部に依頼するのが最善と考えます。国連しかないでしょう。

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