2016年11月21日月曜日

(3121)インパール作戦失敗部隊と南下

 11月21日の朝日新聞(投書)欄より。無職、長谷川正三氏(京都府 93)投稿。1944年春、私は陸軍第15師団歩兵第60連隊に所属し、インド国境付近にいました。インド北東部の英領インパール陥落を目指した旧日本軍の無謀な作戦は失敗。我々は撤退する作戦部隊と共に南下しました。作戦部隊は約9割の兵を亡くし、統率も取れない有様でしたが、イラワジ河畔の小さい部落に到達しました。私が立哨中、遥か前方の山の稜線を英印軍が登るのが見えたその時、狙撃兵の放った弾が私の肩を貫きました。左肩からどくどくと血が出ましたが、心臓を外れていたので命拾いしました(中略)。国境を越えタイへ入国。ここで捕虜となり、日本に帰国できたのは46年6月でした。たまたま生き残った幸運を思いますが、戦争はお互いが不幸になることだと思います。

2 件のコメント:

  1. 全く戦争は愚かですな。世界中の人々に分ってもらいたい…。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    日本自衛隊のスーダン派遣が決まり、何やらきな臭くなってきましたね。日本がどんどん右翼化しており、心配です。

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