2015年12月9日水曜日

(2768)ミャンマ―の若者を支援し続ける元日本兵

  12月9日の朝日新聞(ひと欄)より。今泉清詞さん(92)は、約19万人の日本兵が命を落としたビルマで従軍。「生きて帰って申し訳ない」という思いをずっと抱いていた。故郷の新潟県に復員。農家の次男に居場所はなく、牛1頭から始めた酪農が軌道に乗り、その後ゴルフ練習場などを経営した。1989年「ビルマ奨学会」を立ち上げた。きっかけは慰霊のために現地を訪れた時の体験だ。戦争中は現地の住民から食料や家畜を徴発し、田畑を踏み荒らした。しかし、慰霊団が行く先々で、住民らは暖かく迎えてくれて緒に手を合わせてくれた。感動した今泉氏は、将来を担うミャンマー人留学生を支援したいと毎年10人選び、月4万円を2年間支給した。その数は20年間で178人、奨学会はその後現地の学生を支援する形になり いまも資金援助を続行。

2 件のコメント:

  1. 今泉さんの生き方は、全く理想的ですな。素晴らしい。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    私も今泉さんに真似して「ミンガラ日本語教室」で学んで1級試験の合格した生徒に「ミンガラ奨励金」を授与中。今後も続けます。

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