2015年12月22日火曜日

(2781)外国人実習生 失踪者が最多 年5千人超へ ②

  12月20日の朝日新聞より(昨日の続き)。外国人の技能実習制度で、「失踪」が相次ぐのは、賃金の未払いなど労働者の権利が往々にして守られない「ブラック」な環境が一因となっている。だが実習生は日本人が避ける仕事を担う、労働力でもある。政府は人口減をにらみ、法を改正して受け入れを拡大する方針だ。実習生は実習先を選ぶ余地がないうえ、転職も原則できない。米国はこの日本の制度を、毎年出している人身売買報告書で、「強制労働が起きている」と批判。「本来の目的である技能の教育は行われていない」(15年版)と指摘している。どうして こうした技能実習制度が続くのか。制度上は「単純労働させない」建前だが、政府自身が「単純労働 低賃金労働に従事させる実態が散見される」(法務省の第5次出入国管理基本計画)と認めている。

2 件のコメント:

  1. 受け入れ先の拡大は、解決策の一石かも‥。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    法務省は外国人の単純労働を暗に認めて、他国から「日本は外国人に対して強制労働=人身売買させている」と批判されている。難民認定率の少ない点と併せ考えると、残念であり、根本的に改善してほしい。。

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