2015年12月24日木曜日

(2783)2016年の物流改革はミャンマーが起こす①

  12月24日の日経ビジナスより。ヤンゴンは日本車が多いためか、車は右ハンドルかつ右側通行、奇妙な光景だ。とりわけ私が注目したいのは、ミャンマ―という立地と、物量の増加。ミャンマーを中心にアジアの物流改革が生じようとしている。現に2015年からAEC(アセアン経済共同体)が発足した。しかし、アセアン域内であっても、トラックで各国を巡ろうとしても、現状は貨物の積み替えが必要で、一貫輸送はできない。もし一貫輸送できれば時間の短縮が期待できる。同様に関税撤廃も視野に入っている。ダナン⇔ヤンゴン⇔マンダレー⇔昆明⇔バンコク⇔ブノンペン⇔ホーチミン(及びバンコク⇔ダウエー)のコースだ。各都市の中で野望を抱く最大の都市は中国の昆明だ。中國の原油輸入国2位はアンゴラ。上記のルートは中国の物流戦略に他ならない。

2 件のコメント:

  1. 一貫輸送が実現できれば、効率向上に大きく寄与しますな。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    マラッカ海峡、シンガポール海峡を迂回することなく物資が運べることはすごい国家戦略です。日本もティラワ工業団地、ダウエー工業団地でリードして、アセアン各地で製造した物資の輸出入を画策しているようです。

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