2015年12月11日金曜日

(2770)ミャンマー経済 問われるNLDの実行力

  12月10日の朝日新聞DIGITAL版(私の視点欄)、著者:高橋昭雄(東京大学教授・ミャンマー経済)。スーチー氏率いるNLDの経済政策について、マニフェストや現地紙から見てみる。①財政の刷新。従来の不適切・非生産的な歳出を削減し、企業民営化を進める。②政治改革。従来の収賄と場当たり的判断をやめ、法による統治、政策の透明性、行政の説明責任を実現する。③農業の振興。農業を根本的に見直し生産性を高め、外資を導入する。④金融改革。中央銀行の自立性を高め、金融自由化を促進する。⑤インフラの整備。国際的な援助や 外国企業の参加を促進する。⑥環境にやさしい経済。内外の企業には、環境問題に留意した投資を求める。経験のない新大臣たちが、新興財閥や外国企業からの 贈賄攻勢に耐え、誇りを持つことが大切だ。

2 件のコメント:

  1. ミャンマーにとって一大維新。スーチーさんは、乗り超えてほしい。

    K.A.

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  2. k.a.さん
    ⑥の贈賄、収賄問題が当面の課題では? 収入の少ない役人は、当然のように贈収賄を繰り返す中で、新政権がどこまで規律を守れるか少々心配です。

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