2015年12月21日月曜日

(2780)外国人実習生 失踪者が最多 年5千人超

  12月20日の朝日新聞より。日本で働きながら技術を学んでもらう「技能実習制度」で来日した外国人が、実習先からいなくなる事例が相次いでいる。法務省によると今年10月末までに約4930人がいなくなっており、年間で最多だった昨年の4847人をすでに上回った。同省によると、外国人実習生は建設や農業、漁業などの現場に約17万人(2014年末)いる。国際貢献のための制度としてできたが、実際には仕事がきつく、日本人が敬遠しがちな単純労働の担い手として活用されている歪みが浮き彫りになっている。同省によると失踪者の数は12年には2005人、13年3566人で、15年には6千人近くに上る。国別では中国人:3065人、ベトナム人:1022人、インドネシア人:276人。失踪後に難民申請し、在留特別許可を得た後、新職場を探している。

2 件のコメント:

  1. 外国人実習生、約17万人‥。
    制度は悪くないが、受け入れ側に問題があるということですな。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    もちろん仲介ブローカーの問題もあるが、それを見逃している法務省の姿勢に問題があると思う。諸外国から人身売買などと批判されない制度を考えてほしい。また、合法的に入国して難民申請すれば比較的容易に働ける妙な制度も何とかならないのか。

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