2015年12月8日火曜日

(2767)ミャンマーの民主化を見守る

  12月5日の朝日投書欄より。投書者は会社員合田憲子(31)。7年前、87歳で亡くなった私の祖父は、第2次世界大戦中、インパール作戦に参加。旧日本軍が1944年に英領インド東部インパールの攻略を狙った作戦で、日本兵約10万人中約3万人が死亡したとされる。当時日本の占領下にあったビルマには、日本兵が進み、撤退したルートがあった。飢餓状態で亡くなっていった友。攻撃にさらされるだけの日々。そんな中、日本兵にビルマの人々は、ただ目の前にいる人間への心遣いとして、お米や水を分け与えてくれた、と祖父は感謝していた。私は大学と大学院で国際関係を学び、ミャンマーに関心を寄せていた。11月の総選挙ではスーチー氏率いるNLDが圧勝した(中略)。憲法改正など難題が多いが、民主主義のフロンティアになってほしい。

2 件のコメント:

  1. NLDの圧勝は素晴らしい。順調に進展しますように‥。

    K.A.

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  2. K,A,さん
    戦死者の数が少なく気になるが、あるいは父上がこう説明されたのか? 私はいま多くのビルマ戦史を読んでいるが、どの著者も当時のビルマ人の心遣いに感謝している。

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