私はいまアリンヤウン誌(PFB機関誌)の原稿を執筆中だ。最近数ヶ月の間に入手した情報をもとに、「ここがちょっとヘンだよ、難民問題」というタイトルで、私が気付いた点を列挙してみた。このように難民問題を取り上げていくと、行き着く先に大きな障害があることに気付く。それは2年前に国会で確定した新入管法と新住基法の存在だ。来年7月から施行されるが、外国人管理の面が目立ち、外国人と仲良く共生しようという雰囲気は大幅に減退する。特にビルマ人に多い難民認定申請中で仮放免の不法残留者への処遇は微妙で、「在留カード」は所持できない。住民基本台帳に記載する件については、辛うじて付帯決議で、「仮放免され一定期間経過したものについては、その居住地、身分関係等を市町村に迅速に通知し必要な措置を講ずる」ことになっている。在留カードが所持できないということは惨めだ。
2011年8月30日火曜日
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なかなか厳しい法律の様子…。
返信削除実際には、付帯事項で問題が解決されますように!
K.A.
k.a.さん
返信削除来年から実施される「在留カード制度」は、在日外国人に対して厳しい制度、自民党時代に審議され採決されたもので、民主党は反対していたが、結局成立。当時、清き一票を民主党に入れたのに、最近はごらんの通りの有様。自民党も民主党も嫌いだ。(N)