2011年8月20日土曜日

(1194)スーチーさんと大統領 1時間会談

  日本の政治は停滞したままであるが、最近のビルマはどんどん変わってきている。今朝の朝日新聞には、「スーチー氏と大統領会談」、「ミャンマー大統領府で1時間」との見出しが。首都ネピドーの大統領府でテインセイン大統領とスーチーさんが初めて1時間会談した。政権トップとの会談は2002年以来。政府側は7月に労働相と初めて対話して以降、柔軟姿勢を打ち出している。大統領が直接スーチーさんと会うことで改革姿勢を国際社会によりアピールしたい狙いがある。一方スーチーさん側も、自ら率いるNLDが総選挙をボイコット、解党扱いとなって政治活動は制限されたので、対話する以外に打つ手がない状況(以上概要)。私は両者の力関係は100:1、スーチーさんが何を発言しても政府は安泰とみくびられているとしか思えない。もしかしたら少数民族による武力抵抗の平和解決に利用されるのでは。

2 件のコメント:

  1. 少数民族問題の平和的解決に、スーチーさんが貢献できれば、評価されるのではないのかな?
    K.A.

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  2. k.a.さん
    国軍と少数民族武装勢力との戦闘は国軍が困っている問題です。スーチーさんが間に入ってうまく解決できればよいのですが、もし少数民族武装勢力とスーチーさんの間で、トラブルが発生すると、少数民族がスーチーさんに反対することになり、問題が複雑になります。(N)

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