2011年8月17日水曜日

(1191)対立したり、協調したり

  7月に入ってからスーチーさんと政府側との関係が分かりにくくなってきた。7月25日には政府側のアウンチー労働相(兼社会福祉相)が昨年11月の自宅軟禁解除後初めてスーチーさんと会談、8月4日、政府側が経済改革に関する協議会にスーチーさんを招待、8月12日、アウンチー労働相とスーチーさんが「協力する」旨の初の共同声明を発表、スーチーさんは8月14日にはバゴーを訪れて数千人の聴衆の前で演説、「政治活動に最善を尽くしてきた、これからもできる限りのことは続ける」と述べた。政府側の一連の姿勢について「14年のアセアン議長国問題に関して欧米に向けたアピ-ル」、「テインセイン大統領が改革を進めようとしている兆候」など、いろいろな説が飛び交っている(以上概要)。ただ力関係からすれば100:1ぐらいか。残念ながらタンシュエの手のひらで弄ばれている感じが、多少する。

2 件のコメント:

  1. テインセイン大統領改革の第一歩であってほしいですな。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    現政権は、明らかに軍事政権そのものです。やはり、まず2000人の政治囚を釈放し、少数民族との和解を進めるべきでしょう。(N)

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