2011年8月27日土曜日

(1201)ミャンマー難民 定住環境整わず

  8月27日の朝日によれば、「厳しい選考基準、住宅・就労に不満の声」、「ミャンマー難民定住環境整わず」、「2陣、来月来日」という見出しのもとに、第三国定住の現地の情報が報道された。第2陣は6家族26人で、事前研修がメラ難民キャンプで終了した。しかし多くの課題が指摘されている。1・2回ともメラキャンプに限って採用してきたが、日本の選考基準が厳しいため、申請者数は受け入れ目標とほぼ同数程度しかない。このため法務省職員が、別の2箇所のキャンプを視察するなど、条件緩和の検討をはじめている。昨年来日した5家族についても、老朽化した住宅や長時間の通勤、通園時間、労働条件の不透明さなど、事前説明と異なる待遇だとして不満の声が上がっている。背景には、外務省を中心とする関係者の情報共有や、受け入れ先となる自治体を管轄する総務省の関与不足などを指摘している。

2 件のコメント:

  1. 関係者は、不満の声をよく聞いて迅速に対応することが、求められますな。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    もともとは国連難民高等弁務官(UNHCR)事務所の事案ですが、在日難民の担当部署は法務省入国管理局で、第三国定住難民の担当は外務省です。法務省の場合は、難民申請者にデモ行進や反政府会合への出席を要求しますが、外務省の場合は、難民事業本部に丸投げしたうえで、情報管理を徹底し静かに時を過ごさせる方策です。縦割り行政なので、両者が話し合っても無理でしょう。(N)

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